「十二日まち」。
12月12日、今日、浦和の町では年の瀬の「大歳の市」が行われている。
少し風があるが、週末ということもあり例年以上の人出となりそうだ。

旧中山道は浦和駅付近から調神社までの間が車両通行止めとなる。
そのため神社のすぐ北側に駐車場を借りている私は車を外に出せない。
なので、どこにも出かけない日ということにしている。
◆「今年の漢字」は「熊」
12月12日は例年、「今年の漢字」が発表される日である。
日本漢字能力検定協会がこの日を「漢字の日」と定めた。
「何々の日」というのは、誰もが自由に決められる。あとは、それを他人が認めてくれるかどうかだ。
「漢字の日」はそれほど知られていないが、この日発表される「今年の漢字」はマスコミがこぞって取り上げるので大成功したイベントとして知られる。
「新語・流行語大賞」と「今年の漢字」は年末の風物詩となった感がある。
2025年「今年の漢字」は「熊」。
僅差の第2位が「米」。
「新語~」の方は選考委員会(審査員)が選ぶが、「漢字」の方は投票で選ばれる。
今年は18万ほどの投票があった。
これが多いのか少ないのか分からないので、表にしてみた。

出だしの4年間は1万数千だったが、徐々に増え、近年は20万前後で推移している。
イベントやキャンペーンというのは作るのも苦労だが、それを育てて行くことはもっと大変だ。
20年、30年の歳月をかけ、これだけ注目されるイベントに育てたのはご立派。
なお、2011年は応募数49万6997と突出しているが、東日本大震災があった年で、この年の漢字は「絆(きずな)」だった。
◆教育界、今年の漢字は
教育界における今年の漢字を考えてみようと思うのだが、熟語ではなく漢字一文字という制限を設けると、難しい。
この一年、高校授業料の無償化が大きな話題となった。
ならば「無償」の「無」か。
だが、「非」「未」「不」など、否定や打消しの意味を持つ漢字は、直後にもう一つ語がないと具体的な意味を持たせられない。
かといって「償」では、さらに何のことか分からない。
では「生成AI」でどうか。
これは教育界でもかなり話題になった語だが、漢字一文字という縛りの下では、「生」「成」「AI」どれを取っても世相を表現することができない。何かを伝えることもできない。
お手上げなので、いい考えがあったら教えてほしい。
◆清水寺だから絵になる
「今年の漢字」に戻る。
イベントとして成功をもたらしているのは、決定した直後に(数時間後に)、清水寺の舞台で、森清範貫主がほぼぶっつけ本番で揮毫するという演出にもある。
記者会見で発表してもいいし、別のところで書いてもらったものを発表してもいい。
だが、あえてリアルタイムにこだわった演出とした。
この演出はテレビがもっとも好むところだ。
私はマスコミサイドの一番底辺、もっとも隅っこにいる者だが、絵になるかどうかが結構重要なのは分かる。
事件事故なら話は別だが、イベントやキャンペーンで動画・写真撮影厳禁と言われたら、じゃあ行くのやめとくかとなる。
それほど絵(映像や写真)は重要なのだ。
学校は、企業とは別の目的・性格を持った組織であるから、同じことは求めない。
だが、成功するイベントやキャンペーンの手法を知っておくのは無駄ではないだろう。

コメントを残す