とうとう2月がやって来た。
今日から都内私立中学校などの入試が始まり、10日からは私立高校も始まる。
15日は神奈川県公立の共通選抜で、21日は都立の一般入試(第一次募集・分割前期)、そして24日は埼玉県公立の学力検査。
さてと。
このブログはほぼ埼玉県に特化しているので、公立高校入試まであと約3週間ということになる。
3週間なんて、あっという間だ。
最後の1日まで勉強に励むのもいいが、無理して体を壊したのでは元も子もない。
体と相談しながらにしてほしい。
よく、寝る間も惜しんでと言うが、寝る間は惜しんではいかんのだよ。
勉強時間を少し減らして、その分睡眠に回したほうがいい。
残された時間で何をやるかについては、学校や塾の先生からアドバイスを受けているだろう。
いつも言うように、常日頃勉強を見てくれている先生からのアドバイスが一番確実なのだ。
見ず知らずのジジイの言うことは、参考程度にしてもらえばいい。
その上で言う。
1 調査書のことは忘れろ
提出されてしまった調査書のことをあれこれ考えるのは、まったく意味のない行為だ。
時間の無駄だ。
調査書が何点くらいだから、学力検査で何点くらい欲しい。
それも要らない。
頭の中から調査書(内申書・内申点)という単語をきれいさっぱり消し去ることだ。
その単語を思い浮かべる1分1秒が、合格を遠ざけることになる。
2 倍率のことは忘れろ
倍率も出てしまったら、以後は頭から消し去る。
倍率が高い時と低い時では、何か戦い方に違いがあるのか。
残された時間の勉強の仕方に何か違いがあるのか。
そんなもん、あるわけないだろう。
だったら、これも忘れたもん勝ちだ。
3 目標点も忘れろ
平均点や合格最低点は実際に試験をやってみなければ分からない。
最低でも平均点はクリアするぞと意気込んでも、平均点が何点になるかは自分以外の他の受験生に左右される。
70点は取るぞと力んでも、その年の問題の難易度による。
だから、目標点数などはこの期に及んでは一切考えない。
以上3点を頭の中からきれいさっぱり消し去ることができれば、だいぶ頭がクリアになる。
そのクリアになった頭で考えるべきは、当日、1点でも多く得点するために何をやればいいかである。
ここはいろいろな意見がありそうだが、私個人は次のように考える。
(1)難しい問題はやらない
今まで出来なかった問題が2週間やそこいらで急に出来るようになるはずがない。
もう、そういうのは出来なくていいと腹をくくる。
そんなことより、易しい問題や、さほど難しくない中くらいの問題をやる。
それらを確実に点数に結び付けられるように繰り返し練習する。
幸いなことに、埼玉県公立入試では、難しい問題と易しい問題の配点にほとんど差がない。
受ける学校の難易度にもよるが、基本的には「失点の少なさ」を争うのが入試というものである。
易しい問題や中くらいの問題であと2点3点取れるようになることと、難しい問題であと2点3点取れるようになることは、同じことだ。
そのためにかかる時間や労力を考えてみれば、結論は明らかだろう。
(2)得意科目や分野に集中する
考え方は(1)と同じだ。
苦手な教科や分野の問題を、うんうん唸りながら解こうとするより、得意な教科や分野の問題をすいすい解いた方が気分がいい。
苦手であと2点3点取れるようになる可能性と、得意であと2点3点余計に取れるようになる可能性とでは、どっちが高いかということだ。
どう考えても得意の方だろう。
それでも、どうしても苦手が捨てきれないというなら、9割得意1割苦手とか、8割得意2割苦手とかしてみればいい。
逆はいかんよ。
以上、爺さんの老婆心である。
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