平成4年度も残り2日。週末から新しい年度が始まる。
明日か明後日には公立高校人事異動が新聞発表となるだろう。
そこで、本ブログをお読みいただいている公立高校の先生方にお願いしておこう。
校長が代わったら、いつまでも前校長の写真とメッセージをHP掲載していないで、すぐに新校長のものに替えてもらいたい。
もちろんこれは私立も一緒。
昨年は蓮田松韻、新座柳瀬、浦和工業、滑川総合、川口市立などが素早かった。
が、逆に桶川西、越谷西、所沢北などは5月中旬になってやっと更新された。
年度初めが忙しいのは分かっているが、始業式、入学式あたりをリミットと考えてほしい。。
式辞を述べた校長と、HPに載っている校長が別人ではまずいだろう。
◆説明会情報の早期公開を
先生方の仕事は生徒募集だけではない。
分かり切ったことだ。
その上で言うが、新年度に入ってまだ昨年の日程を掲載しているのはいただけない。
年間行事予定はすでに決まっているはずだから、説明会等日程も早めに更新してもらいたい。
何度も言っているので、またかと言われそうだが動きが遅すぎる学校が多いのだ。
募集に苦しむ学校に特に言っておきたいが、最大のターゲットは第1回進路希望調査なのだ。
ここで学校名を書いてもらえなければ、以後の活動は敗戦処理みたいなものだ。
第1回希望調査の結果が出るのが10月末。
11月中旬から中3生の期末考査があり、成績が確定して三者面談。
つまり、11月はもう終盤戦なのだ。
そこから打てる手は限られている。
5月連休明けから動き始め、夏休みをはさんで9月まで。
勝負はここまでで決まる。
◆5月から説明会を実施する学校も
公立でも始動の早い学校があった。
【新中学3年生の方々へ】令和6年度埼玉県内高校入試情報提供会を実施します!!
(何度も言っているが、!!は余計だ)
名称は高校入試情報提供会となっているが学校説明会の一種だろう。
「誰もが知っている、あの大手有名塾から、受験のプロがやってくる!」
(だから、!は要らないって言ってるだろう)
埼玉県で誰もが知っている塾と言えばSの付く塾で決まり。
ところで、私がなぜこの高校のこの記事に気づいたかというと、割とこまめにHPをチェックしていたからだ。
どうせそのうち分かることだから言ってしまうが、5月にこの学校の職員研修会に行くことになっている。
「一部のマニアだけが知っている、生徒募集のプロ(自称)がやってくる!!!!!」なのである。
早期の説明会開催が、定員割れスレスレの低空飛行を続けているこの学校にとって起死回生の策になるかどうか。
いや、そんなに簡単なことではない。
ただ、この姿勢を継続すれば必ず結果は出る。
周辺の学校がまだ眠っているうちに早くから起き出して活動を始めるのだ。
効果が出ないはずないだろう。
◆赤文字を使うなと言っているのに
早い始動はいいが、HPの記事はチラシはいただけない。
先生たちって、なんで赤文字を使いたがるんだ。
あと、黄色のマーカー。
生徒から言われたことないかな。
「(板書の)色を使い過ぎて、何が大事か分かりませ~ん」って。
以前書いたこの記事を読んでほしい。
色の使い過ぎで何が言いたいのか分からなくなっているホームページ(2022年4月18日)
◆早期の説明会は人数じゃない
1学期など早期の説明会が少ないのはいくつか理由がある。
中学校も高校も、意外と行事などが多いことも一つの理由だ。
もう一つは、この時期はまだ受験生も動きが鈍いとみているからだ。
この見立てはかなり当たっている。
だが、そんな中でも早くから動き出す生徒はいるのだ。
全体の2割、いやもしかしたら1割程度かもしれない。
いずれにしても少数派だ。
で、この少数派が早期の説明会のターゲットだ。
量を求めるのではなく、質を求める。
この少数派は、意識が高い。
志望の程度が高い(強い)。
高校なんてどこでもいいや、入れる学校でいいや。
終盤になればそういう生徒がいくらでもやって来るが、早期の説明会にそういう生徒が来るはずがない。
この少数派は、入学後にリーダーシップを発揮する可能性が高い。
勉強にも部活にも行事にも前向きに取り組む可能性が高い。
HPやSNSなど広報手段はいくらでもある時代だ。
今から計画してもまだ間に合う。
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