今日は「よみうり進学メディア」の取材で西武文理高校に行って来た。
教育関係者の方はすでにご存知と思うが、同校は今春、新たな校長を迎えた。
マルケス・ペドロ校長(1985年、ブラジル・サンパウロ生まれ)。
私はインタビュアーとして話を聞いたのだが、まあとにかくよく喋る(もちろん流ちょうな日本語で)。
約1時間、日本の教育や西武文理の教育にかける熱い思いを語ってくれた。
その内容はすぐにはまとめられないので、別の機会に譲る。
とりあえず、どんな先生か知りたい方は、同校HPにある動画をどうぞ。
で、今日は別の話題。
ChatGPTに代表される生成系AIの話だ。
一時禁止論も盛り上がったようだが、この流れは止められない。
日々進化を遂げており、来年の今頃は、現在とはまったく違う世界が広がっていることだろう。
それなのに文部科学省ときたら、夏ごろまでに学校現場でどう取り扱うべきかのガイドラインを作るなどと、ノンビリしたことを言っている。
それこそChatGPTに作らせろよ。
ChatGPTはそういうのが得意なんだよ。
◆さいたま市が「活用」へ研究会設置
何事にも(特に新しいものには)、正の部分と負の部分がある。
負の部分があるからと言って、こうした便利なツールを使わない手はないわけで、負の部分への対策を立てつつ、使えるところはどんどん使うという態度が大切だと思う。
今のところ、私が危惧するのは個人情報の部分だが、これはネット社会全般の問題だろう。
そんな中、さいたま市教育委員会は5月、「生成系AI活用研究会」を開設した。
文部科学省のガイドラインなど待っていられるかといったところか。
検討会議とか生ぬるい話ではなく、「活用」を研究する会だ。
そっちへ舵を切ろうとしているわけだ。
どんどん進めてもらおう。
(令和5年5月22日発表)「生成系AI活用研究会」を開設します!(さいたま市教育委員会HP)
◆大分では校内テストにAI採点
AIがらみをもう一つ。
大分県の話題だ。
県立高校の校内テストでAI採点を導入するという。
いいぞ、その調子だ。
マークシートなんぞ、鉛筆で塗りつぶしている時点ですでに過去のものだ。
CBTにすればいいじゃん。
大分県内の県立高など、校内テストのAI採点を導入 教員の負担を軽減(5月31日 大分合同新聞)
と、こんな話題が次々に出て来る昨今だ。
教育委員会や公立でさえ(と言っては失礼だが)、ここまで動いている時代だ。
先進、先端を売り物にする私立にはもっと頑張ってほしい。
そう言えば今日の取材の帰り際、マルケス・ペドロ校長とはメタバースの話でひとしきり盛り上がった。
新しさとか物珍しさではなく、これによって今までの解決困難だったが問題がどう解決できるかをこれまた熱く語っていた。
その話、また今度ゆっくり聞かせてもらおうか。
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