連日、新型コロナウィルス感染症関連の記事ばかりだが、今はこれ以外のことは考えられない。
 昨日(30日)の記者会見で東京都の小池知事は、若者に対してはカラオケやライブハウス、中高年に対してはバーやナイトクラブへ行くのを自粛して欲しいと要請した。
 なるほど、そういうことだったのね。

◆夜の外出の意味が判明した
 27日の会見で、知事は「来週以降も平日については、できるだけ自宅でお仕事をしていただく、夜間の外出はお控えいただく、そして、週末におけます不要不急の外出をお控えいただく、これは何度も申し上げているところでございます」と述べた。
 それを聞いた私は、週末の不要不急は分かるが、「夜間の外出」って何よ?と思ったわけである。

 しかし、30日の会見で「夜間の外出」の意味がよく分かった。バーやナイトクラブのことだったんだ。私はそういう場所は話には聞いているという程度で実際に行ったことはないから、「夜間の外出」と聞いて思い浮かんだのはコンビニに行くことぐらいだったが、そうじゃなかったのだ。
 ということは、感染者の行動を追跡した結果、そういう事実が明らかになった。公表しないが、そういうデータを持っていることなのだ。
 だったら、最初から言ってよ。と、思うが、個人のプライバシーもあるからね。

 で、小池知事の発言の意味をより深く知るため、東京都のデータを当たってみた。
 まず、感染者の男女比率。
 
 感染者の67.7%(443人中、300人)が男性だ。だいたい2:1の割合ってところかな。

 次に、感染者の年齢(年代)。
 
 何となく自分と同年代かそれ以上と勝手に推測していたが、もっとも多いのが40代(89人)、次が30代(74人)。次に70代(69人)が入るが、その次は50代(60人)。
 つまり、30代から50代が半数を占めている(443人中、225人)。これ、私としては意外な事実。

 では、ついでだから30代~50代の性別も見てみよう。
 
 全体では男性比率67.7%だが、40代の男性比率は75.3%と高い
 ※上記グラフ3点は東京都発表データをもとに筆者作成 

 で、以上をまとめると。
 30代から50代、特に40代のオッサン(私から見れば子供だが)。接待だか趣味だか知らんが、夜の街で飲んだくれてんじゃねえよ。
 というのが、小池知事が言わんとするところのようだ。