便利な教材見つかったぞ、の話。まず私は、県立学校の休校延長について、マスコミ報道だけでは細かいことが分からないからと、「県立学校の休業期間の延長について(4月28日)」というのを見ていたわけだ。

◆結構役に立ちそうな県教委「家庭学習支援サイト」
 その中に、「県立総合教育センターの「家庭学習支援サイト」の講義動画を活用してまいります」とあった。
 知らなかった。そんなサイトあったのか。
 で、さっそく飛んでいった。

 役に立ちそうなのは、「学習プリント集」「学習動画集」
 「学習プリント集」は小1から中3まであって、たとえば中3国語だと「ことわざプリント」(7枚)、「慣用句プリント」(1枚)、「四字熟語テスト」(1枚)などがある。また、中3社会だと「公民一問一答」などがあったりする。中2社会なら「歴史一問一答」、中1社会なら「地理一問一答」という感じ。

 まだ全教科全分野・単元というわけにはいかないようだが、教材を作っているのは本物の公立の先生だから、その点は安心できるよね。それと、PDFだけでなくWordドキュメントの形でダウンロードできたりもして、その点も便利だ。

 あと、意外に面白かったのは、「日本語学習補助教材:彩と武蔵野学習帳」というやつ。ポルトガル語・スペイン語・中国語・英語の4か国版がある。ということはつまり、日本語を母国語としない児童生徒向け教材ということなんだろうが、英語版だと国語・算数・理科・社会を英語で教えているわけだから結構、英語の勉強になる。

 というわけなんだが、全部細かく紹介することはできないので、興味のある方はぜひ閲覧してみてほしい。役に立つかどうかはそれぞれのお考えだ。

◆今のところ、高校入試は予定通りか
 話をもう一度「県立学校の休業期間の延長について(4月28日)」に戻すが、「学習面について」では、「各教科の年間指導計画に従い、教科書に基づいた課題を課し、電話やメール、ホームページ等を使いながら指導し、適切に評価してまいります」とある。
 ポイントは「各教科の年間指導計画に従い」の部分と、「適切に評価してまいります」の部分かな。文面をその通り読めば、その学年で学ぶべき内容はさまざまな方法を駆使して学ばせ、ちゃんと成績評価もつけるということだ。
 ということは、高校入試も従来通りの時期と方法・内容で実施するということなる。もちろん現時点では、ということだが。

◆夏休み短縮、土曜授業で時間数確保
 その他、「全ての県立高校で動画配信による学習支援を実施してまいります」、「双方向型の学習支援については、準備が整い次第、順次実施してまいります」などとある。
 政治家の選挙目当ての言いっ放しではなく、役所の公式発表だから、時期や方法はともかく、やると言ったらやるんだろう。どこまでスピードを上げられるかだ。

 休校期間が終わった後は、各校の状況により「時間割編成の工夫」「各種行事の延期・中止」「夏季休業の短縮」「土曜授業の実施」により授業時間を確保するとしている。
 残念だが、今年は体育祭・文化祭を中止する学校が多いだろう。延期すればするほど大学受験に影響するわけで、それがためにどんどん実施時期が前倒しになったという経緯もあるわけだから、事実上延期という選択肢はない。

※ブログアップの初期段階でなぜかタイトルが非表示になっていたので修正しました(18時30分)