冬場の高校スポーツ出場校まとめ。スポーツや部活に興味のない方にはつまらん記事になるだろう。
12月から1月にかけて、駅伝、バスケット、ラグビー、サッカー、バレーボールの全国大会が開催される。これらは3年生も出場可能な大会だ。各大会とも長い歴史を持っている。
埼玉県からは、昌平が駅伝女子、バレー男子、ラグビー、サッカーの4競技に出場しているわけだが、一つの学校から4競技も出るというのは、かなりすごいことなんじゃないか。
そう思って、各競技の出場校を調べてみた。
結果は、やはりすごいことだった。
詳細は後述するとして、その前に公立高校がどのくらい出場しているかを調べてみた。
練習環境に恵まれない。
有望な選手集めが難しい。
指導者が頻繁に代わる。
予算が十分に取れない。
など、私立に比べ不利な点が多いのだが、それらを乗り越えてどのくらい全国に出ているのか。
男子駅伝
47チーム中13チーム 27.7%
女子駅伝
47チーム中19チーム 40.4%
男子バスケ
60チーム中13チーム 21.7%
女子バスケ
60チーム中14チーム 23.3%
男子バレー
52チーム中23チーム 44.2%
女子バレー
52チーム中18チーム 34.6%
サッカー
48チーム中14チーム 29.2%
ラグビー
63チーム中24チーム 38.1%
年によって異なると思うが、公立比率がもっとも高かったのが男子バレーの44.2%だった。東北6県の代表はすべて公立だ。九州も7県中4県で公立が代表となっている。
次に公立比率が高いのは女子駅伝の40.4%。中国・四国・九州地方に集中しており、この地方からの私立代表は興譲館(岡山)・大分東明(大分)・神村学園(鹿児島)といった、よく名前を聞く学校だけだ。
バスケは男女とも20%台だった。
さて、本題の1校で何競技の代表となっているかの調査である。
調べたのは男女駅伝、男女バスケ、男女バレー、ラグビー、サッカーの8競技である。
さすがに全制覇している学校はなく、4競技が最高だった。
◆4競技に出場
北から順に。
札幌山の手(北海道)
男駅伝、女バスケ、女バレー、ラグビー、
青森山田(青森)
男女駅伝、ラグビー、サッカー
仙台育英(宮城)
男女駅伝、ラグビー、サッカー
昌平(埼玉)
女駅伝、男バレー、ラグビー、サッカー
富山第一(富山)
男女バレー、ラグビー、サッカー
高知中央(高知)
男駅伝、男女バスケ、ラグビー
以上6校。
わが埼玉の昌平は青森山田や仙台育英と並んで4競技で全国出場を果たしている。
学校数が多い首都圏・埼玉でこの数字を残すのは至難の業だ。
ということで、やはり予想通り、すごいことだったのだ。
◆3競技に出場
ついでだから3競技に出場の学校も紹介しておこう。
北から順に。
山形中央(山形)
女バスケ、ラグビー、サッカー
土浦日大(茨城)
男女バスケ、男バレー
国学院久我山(東京)
男駅伝、ラグビー、サッカー
日本航空(山梨)
男女バスケ、男バレー
開志国際(新潟)
男女バスケ、ラグビー
四日市工業(三重)
男駅伝、男バスケ、ラグビー
鳥取城北(鳥取)
男女駅伝、男バスケ
広島皆実(広島)
男女バスケ、サッカー
高知(高知)
男女バレー、サッカー
大分東明(大分)
男女駅伝、ラグビー
小林(宮崎)
男女駅伝、女バスケ
2競技という学校は多いが、たくさんあるので今回は省略する。
なお、駅伝は学校数に関係なく1県1代表。バスケは各県1代表にブロック代表が加わる。バレーは学校数の多い東京が3代表、北海道・神奈川・大阪が2代表。サッカーは開催地・東京のみ2代表。ラグビーは第100回記念大会につき、登録数の多い都府県(埼玉含む)は2代表であり、かつブロック代表が加わっている。
最後に昌平以外の埼玉代表を紹介しておこう。
男駅伝 埼玉栄
男バスケ 正智深谷
女バスケ 正智深谷
女バレー 春日部共栄
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