2日連続でワクチン接種ネタである。
 やっぱり子供にはワクチンを接種しないほうがいいのかも。萩生田文部科学大臣、学校での集団接種に慎重姿勢

 「学校での集団接種に慎重 小中学生、保護者の同意を―萩生田文科相」(時事通信)
 
 我々のような高齢者は、後々何か影響があるとしても、その前に死んでしまうからいいが、若者たちは先がながいのであるから慎重であったほうがいい。
 で、この記事を読んでいたら、関連記事が見つかった。

 「性別や預貯金額も関係? ワクチン接種の意欲調査―経産研究所」(時事通信)

 この記事は6月5日付であるが、元ネタとなった独立行政法人経済産業研究所のレポートは少し前に出ている。
 「どういう人々が新型コロナウイルスのワクチンを接種したがらないか:インターネット調査における検証」(経済産業研究所)

 私もどちらかというとワクチンを接種したがらない人であるから、気になるではないか。
 レポートの詳細は、「どういう人々が新型コロナウイルスのワクチンを接種したがらないか: インターネット調査における検証 (改訂版)」にあるが、実に馬鹿馬鹿しい内容なので読むだけ時間の無駄である。

 レポートによると、「接種するつもり」は60.9%で、「まだ決めていない」が30.1%、「接種しないつもり」が9.0%だったということだ(5月6日までの調査)。
 この時点で私は、「まだ決めていない」30.1%に属していた。
 では、「まだ決めていない人」は「接種するつもり人」に比べ、どんな人が多いか。
 女性
 低学歴者
 低所得者
 預貯金額の少ない人々
 うつ傾向がある人々
 やせている人々

 ご丁寧にこんなグラフまで。
 
 
 これを見ると、高所得者ほど「接種するつもり」の割合が高く、低所得者ほどその割合が低いと見える。
 このグラフは割合で見せているが、そもそも全体で見れば年収1000万以上の高所得者が少ないことを考慮に入れなくてはならない。その少ない人数の中で割合が高いということで実人数はそんなに多くない。
 また、若い人は接種に消極的だが、かれらはまだ年収が低いし預貯金も少ない。
 
 要するに印象操作でしょう。
 ワクチン打ちたがらない人は、あほな貧乏人。
 むしろ差別と言うべきか。
 そうまでしてワクチン接種を進めたいか。
 経済産業研究所は独立行政法人とはいえ、所長も副所長も経済産業省からの天下りみたいだし、所在地も霞が関の経済産業省別館とある。
 政府の意向を受けて、というところか。

 私はワクチン接種消極派だが、ネタにもなるし接種してもいいかなという気分だった。
 でも、こういう人を馬鹿にしたやり方を見ると考え直したくなる。