久しぶりに高校野球の話題だ。
野球に興味のない方は本日はスルーということで。
埼玉県予選が始まった。
7月8日開会式が行われ、9日から本格的にスタートした。
参加は145チーム。
◆連合チームも
部員が揃わず、数校で合同チームを作って出場する学校がある。
「上尾橘・越生・白岡・桶川西」
「児玉・深谷・熊谷農業」
「羽生実業・幸手桜・羽生第一・妻沼」
「松伏・吉川美南」
「三郷・岩槻北陵・栗橋北彩」
16校が5つの合同チームを作って出場する。
統廃合や定員減が進み、年々こうしたケースが増えて行くだろう。
◆部員数の多い学校はどこ
メンバーが揃わない学校がある一方、多くの部員を抱える学校もある。
埼玉新聞高校野球特別版(7月7日発行)により部員数を調べた。
01 川越東★ 131人
02 浦和学院★ 123人
03 花咲徳栄★ 113人
04 西武台★ 100人
05 浦和麗明★ 100人
06 春日部共栄★ 100人
07 浦和実業★ 88人
08 聖望学園★ 87人
09 埼玉栄★ 84人
10 川口市立 82人
10 狭山ヶ丘★ 82人
12 立教新座★ 79人
13 上尾 78人
14 山村国際★ 77人
15 星野★ 76人
16 大宮東 75人
17 昌平★ 75人
17 叡明★ 75人
17 細田学園★ 75人
20 東京農大三★ 74人
21 市立川越 72人
21 武蔵越生★ 72人
23 西武文理★ 70人
24 正智深谷★ 68人
25 伊奈学園 67人
25 本庄第一★ 67人
27 春日部東 61人
27 松山 61人
29 滑川総合 60人
30 本庄東★ 59人
31 熊谷商業 58人
32 大宮北 54人
32 山村学園★ 54人
34 春日部 53人
35 川越工業 52人
36 浦和 51人
36 坂戸 51人
36 鷲宮 51人
36 秀明英光★ 51人
ここまで50人以上の学校。★印は私立。
部員数50人以上は39校あるが、うち24校が私立、15校が公立。
100人を超える学校が6校あるが、すべて私立。
実績から埼玉四強と言われる浦和学院、花咲徳栄、春日部共栄、聖望学園はすべて10位以内。
公立の最多は川口市立、次いで上尾、大宮東、市立川越。
Aシード(昌平・浦和学院)、Bシード(大宮東・市立川越)、Cシード(大宮南・狭山清陵・上尾・西武台)の8校中、ここに含まれないのは大宮南(48人)と狭山清陵(31人)の2校。
Dシード(川口・東京農大三・立教新座・埼玉栄・花咲徳栄・秀明英光・山村学園・春日部東)の8校中、ここに含まれないのは川口(48人)のみ。
部員が多いから強いのか、強いから部員が多いのか。
どちらにしても強さと部員数は関係ありそうだ。
◆歴史は変わるか
今大会第一シードの昌平は秋季大会、春季大会を連覇しており、優勝候補筆頭の呼び声が高い。
勝てば春夏通じて初の甲子園出場となる。
浦和学院、花咲徳栄の二強時代が続いたので、昌平が埼玉の歴史を変えるのではないかという人も多い。
平成24年から令和4年までの10大会(中止になった令和2年除く)の埼玉代表を見ると、花咲徳栄5回、浦和学院4回、春日部共栄1回、聖望学園1回となっている(平成30年は記念大会で2代表)。
この間、花咲徳栄は全国優勝も果たしているし(平成29年)、浦和学院との二強時代と言えるだろう。
さらにさかのぼって平成14年から平成23年までの10大会を見ると、浦和学院5回、聖望学園2回、本庄第一2回、春日部共栄1回、花咲徳栄1回(平成20年は記念大会で2代表)。
ここは浦和学院一強時代と言っていいだろう。
どんどんさかのぼると切りがないのでこのへんにしておくが、これが約20年間の結果だ。
かつて歴史を変えるかと思われたのが本庄第一で、平成19年に準優勝すると、翌20年に北埼玉大会で優勝し甲子園初出場(記念大会で2代表)、さらに1年おいて22年にも花咲徳栄を破り2回目の優勝と、埼玉の地図を塗り替えるかと思われたが、以後12年間、優勝も準優勝もない。初優勝から2回目まで10年かかった花咲徳栄の例もあるので復活の可能性がないわけではないが、近年の結果を見ているとやや厳しそうだ。
浦和学院が勝てば2年ぶり。
花咲徳栄が勝てば4年ぶり(3大会ぶり)。
春日部共栄が勝てば9年ぶり(8大会ぶり)。
聖望学園はすでに敗退。
公立勢が勝てば、平成10年記念大会の滑川(現滑川総合)以来、25年ぶり(24大会ぶり)。
本命が勝つとは限らない夏の大会だが、昌平が勝って歴史を変える第一歩を踏み出してくれると、埼玉がさらに盛り上がるだろう。
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