お盆休みくらいはブログ休載でいいではないか。
 そう思いつつ今日もまたペンを握る。
 実際はキーボード叩いているのだが・・・

 毎日更新を始めてから早いもので10年目に入っている。
 来年(2024年)3月末で10年間連続更新を達成する。
 その後は体力的なことを考え、毎日には拘らないようにしよう。
 少なくとも、GW、お盆、年末年始あたりは休みでいいだろう。

 では、今日の話題。
 埼玉新聞のニュースより。
 さいたまに新アリーナ…「市民の声聞いていない」「説明不十分」反対署名1800筆超に 市民団体が中間報告会(8月9日)

 私は長い人生において反対運動というものに参加したことはない。
 いや、一回だけあったか。
 隣地にマンションが建つというので建設反対運動をやった。
 テメエがマンション住んでるくせに隣のマンションに反対するのもおかしな話だが、近所づきあいというものがある。

 建設会社はひたすら低姿勢でくる。
 こちらは先住民なわけだが、と言って、新参者を拒む権利はない。
 なので、建設中あるいは建設後の環境問題、騒音問題、安全問題など、考え得る限りの被害を訴える。
 われわれは被害者だ、そういう立場で臨むのだ。
 まあ、散々ごねて最後は僅かな補償金というのが落としどころなのは、みんな気づいている。

 だが、それはこっちからは言わない。
 向こうが言ってきても、「そういう問題じゃないんだよ」と突っぱねる。
 金が欲しいわけじゃないというのはたしかに本音で、何度も交渉を重ねるそのプロセスが大事なのだ。
 で、この時、率先して動いた住民は爺さん婆さん、それに企業の窓際族と思しき人々だ。
 アラフォーの働き盛りだった私には、どうでもいい話だ。

 今回の新アリーナ計画については、賛成でも反対でもないが、記事を読む限りでは、あまり良い計画とは思えない。
 私は浦和の人間で、今回の話は同じさいたま市内と言っても与野の話ということもある。

 「さいたまに新アリーナ」という見出しを見ると、どうしてもさいたまスーパーアリーナをイメージしてしまうが、5千人規模というからスーパーアリーナとは比較にもならない小さなアリーナだ。
 さいたまスーパーアリーナは最大で3万7千人の日本でも最大級のアリーナだ。オリンピックの会場で使えるレベル。
 記事では概算事業費を52億円と報じているが、教育関係者の皆さんならご存知の川口市立高校建設の総事業費が200億円弱だったと思うので、それとの比較で規模感も想像できるだろう。
 場所といい、スケールといい、この程度のものを作るのなら、緑を保全しつつ周辺の環境整備に努めたほうがいいんじゃないかと思うが、直接の利害関係者でもないので、後は地元の皆さんのご判断だ。

 しかし、こういう記事を読むと、どうしても運動そのものが目的であった昔話を思い出してしまう。
 アリーナ計画が実行されたとしても、完成した頃には我々年寄りは、この世にいない可能性の方が高いからな。
 税金の無駄遣いというが、もう税金なんて大して払ってなくて、年金もらう一方だしな。

 若い世代を後方支援するならいいが、自分が運動の先頭に立っちゃいけない。
 作るのも、使うのも、維持して行くのも若い世代なのであるから、自分が主役になってはいけない。