疲労の回復が遅れているので、ただの日記でお茶を濁す。
 お茶を濁すとは言うまでもなく茶道由来の言葉である。
 抹茶を適当にかき回して、それらしく見せ、その場をしのぐこと。
 授業でこれをやってはいけない。

 昨日、知人の主催するパーティーに出席するため京都に行った。
 昼の時間帯だったので日帰りである。
 それほど高くない会費制だったが、新幹線往復でかなりの出費となった。

 朝8時に浦和を出る。
 12時過ぎに会場のホテルオークラ着。
 地下鉄東西線「京都市役所前」下車で、ホテルは駅に直結しているので外に出る必要はない。
 暑いので助かる。

 会は13時から16時過ぎまでとかなり長い。
 300人を優に超える着座式。
 時間は長いが、いろいろな演出があり飽きることがなかった。
 
 食事は。
 そりゃあホテルオークラであるから美味いに決まっている。
 食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘れた。
 辛うじて撮った一枚がこれ。 
 
 味もさることながら、これだけの人数に、次々とあっという間に料理を提供するオペレーションが凄い。
 新座総合技術高校・越谷総合技術高校の食物調理科や、花咲徳栄高校の食育実践科の授業で大量調理の実習を見せてもらう機会があるが、プロの養成にはこのことがいかに重要であるかが分かる。お料理教室とはわけが違うんだよ。

 京都に行く、京都に行って来たというと、「どこを見て来たの?」と聞かれることが多い。
 どこも見てないよ。
 地下鉄からホテル、ホテルから地下鉄、あとは新幹線。
 町には一歩も出てない。
 強いて言えば、京都駅の混雑ぶりを見て来た。
 この時期だから修学旅行生は見かけない。
 目立つのは外国人だが、欧米系が多い印象だ。

 伏見稲荷など神社仏閣も相変わらずだが、地元の人に聞くと、人気なのはいわゆる「体験型」というやつらしい。
 感動も多いし、記憶にも残るからだろう。
 学校の生徒募集イベントも、これからはむしろ「体験型」が主流になるだろう。
 今でも部活体験や授業体験はあるがメインではない。
 見せたり、読ませたり、聞かせたりは、他のさまざまな手段で出来る時代だから、対面(リアル)が体験中心になるのは必然である。
 もっとも、それとて近いうちにメタバースに取って代わられるかもしれない。

 東海道新幹線利用は、ずいぶん前から「スマートEX」を利用している。
 スマホで簡単に予約や変更が出来て、そのままチケットレスで乗れるので超便利。

 お盆は過ぎたとは言え、夏休み中ということもあり、夕方の便は3列シートの真ん中(B席)しか取れない状況。
 コロナの3年間は好きな座席取り放題だったのに。
 仕方ない。6000円の出費は痛いが空いているグリーン車にするか。
 8月残りの10日間、節約して帳尻合わせするしかない。

 と、何とも他愛のない日記であった。