大宮工業の新校について。
今のうちに言っておかないと手遅れになるので、一昨日に続き連続投稿する。
25日(土)の新校説明会に行って感じたこと。
専門高校を普通科や総合学科に転換するのではなく、専門高校のまま進学校化を図る。
これは面白い。
かつてない試みだ。
この壮大な実験、夢のあるチャレンジを応援しようと思う。
学科・コースの構成やネーミングはまあまあいいだろう。
こんなものは後でいくらでも変えられる。
説明を聞いて一番心配になったのは、一昨日のブログにも書いたが、「共学化の視点」がまったく欠けていることだ。
現・大宮工業は共学ではあるが実質男子校である。
1年 男224人 女12人
2年 男205人 女19人
3年 男228人 女11人
計 男657人 女42人(6%)
このアンバランスをどうする。
ほぼ男子校状態のまま新校に移行するつもりなのか。
専門高校のまま進学校化を図るのはいいとして、実質男子校状態のまま進学校化を図るのはまず不可能である。
このままでは最初から定員割れするのは目に見えている。
救世主は女子である。
無理に決まっているが、女子優先枠を作ってもいいくらいだ。
幸いなことに女子も集まりそうな学科・コースはある。
情報サイエンス科に「情報デザインコース」
機械工学科に「プロダクトデザインコース」
建築デザイン科に「インテリアデザインコース」
キーワードは「デザイン」。
この3科3コースは全員女子でもいいくらいだ。
トイレを改修して、女子制服を一新。
これだけで女子が集まるとでも思っているのだろうか。
女子中学生をなめんなよ。
そういう子も一定数いるのは事実だが、「進学校化を図る」という大命題があるのだから、制服だけに反応するような女子ではまずいだろう。
今回の説明会では、女子中学生が将来をイメージできるような「学びについて」の説明がほとんどなかった。
これでは女子は集まらない。
生活面と学習面の両方から女子中学生の心をつかまなければならない。
新校説明会は、この後2月と3月に1回ずつ予定されている。
この始動の早さは他の5つの新校を大きくリードしており大変素晴らしいことだと思う。
思い切って、数少ない女子在校生の力も借りて「女子中学生のための見学ツアー」でも開いてみたらどうか。
とにかく女子の支持を集めることがそれくらい重要なのである。
25日の説明会を受けて、このブログで記事を書いたが、その記事が学校ホームページでも紹介されていた。
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