立秋である。
 二十四節気の一つ。
 
 1年を夏至と冬至で二分する。
 さらにその間を春分と秋分に二分する。
 そしてそれぞれの中間を立春、立夏、立秋、立冬とする。
 これらは各季節の始まりの日であり、その前日を季節を分ける日ということで節分と呼ぶ。
 節分は2月の行事と思っていたが、立夏・立秋・立冬の前日もまた節分である。

 暦の上では秋だが、暑さの盛りはまだまだ続く。
 だが、夏の暑さの名残であるから残暑。
 そこでこれからは「暑中お見舞い申し上げます」ではなく「残暑お見舞い申し上げます」としなければならない。
 教養豊かな先生方のことだから間違いはないと思うが、ホームページやSNSで「暑中お見舞い」とならないように注意しよう。

 来週はお盆休みにあわせてこの期間を閉庁日とする学校が多い。
 庁とは官公庁の庁である。
 つまりお役所。
 お役所が扉を閉じ業務を行わないから閉庁日。
  
 学校はお役所そのものではないが、都道府県や市町村の一部ということで閉庁と呼ぶようだ。
 では私立はどうなのかと思うが、公立に合わせて閉庁を使っている学校も多いようだ。
 
 以前はお盆の期間に説明会を行っている学校もあった。
 しかし、近年はこの時期に行う学校はなくなり、今年も8月12日から15日までの4日間に説明会等の生徒募集関連イベントを行う学校はない。
 一斉に休みにしてくれると、こちらも心おきなく休めるので、われわれ外部の人間も助かる。

 先日、某校校長先生から「お盆の間もブログは休まないのか」とたずねられた。
 その瞬間までは、「年中無休は当然」と思っていたが、よくよく考えてみれば、主要読者である学校や塾の先生方はこの期間、仕事のことも生徒のことも一瞬だけ忘れ、心身のリフレッシュをはかるべきなのである。
 だとすれば、そんな時に、広報のことや募集のことを思い出させるような真似はしないほうがいいのかもしれない。
 ちょっと考え直してみようか。