昨日の【浦和一女編】に続き、今日は【浦高編】である。
午後開催なので電車運休の影響はかなり解消されたようだ。
埼玉会館大ホールはほぼ満員であった。明らかに小学生と分かる男児の姿も。
◆今季はこれが最後の説明会
これから本腰を入れようという学校も多い中、浦高はこれが今季最後の説明会だった。
例年、8月と10月の2回開催しているが、今季は10月の分を4月に移動した形なので、2学期を前にして、今季の予定は終了。
ただ、「土曜公開授業+ミニ説明会」という企画があり、これが2学期にあと4回残っているので、聞き逃した部分があったり、もう一度聞きたいという人は、その機会を利用すればいいだろう。
ミニ説明会というと、その名称から何となく物足りない印象を受けるかもしれないが、今日の説明会から「校歌紹介」と「パネルディスカッション」だけを省いた構成だから、こちらで十分に用は足りる。
◆エッ、資料これだけ?
受付で渡されたのはA4の紙1枚。表が式次第で、裏が入試選抜実施内容。
あとは必要な人だけ学校案内パンフレットを受け取る。
浦和一女は、学校案内パンフレットなど計8点がクリアファイルに収められていて、重さにして約180グラム。これでも、コンパクトにまとまっていて大助かりだが、その比ではない。
配布物が多いと準備にも時間がかかるのだが、そういうところに労力は使わないのだろう。
浦高は、地球にも人にも優しい学校。
人によっては、合理性重視で冷たい学校と感じる人もいるだろうが、そこで妥協し、下手に親切心を出さないのが浦高の浦高たるゆえんである。
◆校長挨拶、全文書き起こし
浦高教育とは何か。
冒頭の校長挨拶の中で過不足なく語られているので、それを再現しておこう。(浦高の担当者の方へ:浦和一女のようにホームページに校長挨拶を載せるなら、これをそのまま転載しても構いません)。
「皆様、こんにちは。浦和高校校長の杉田でございます。本日はお忙しい中、また中学生にとっては夏休みの総仕上げという貴重な時期に、本校の説明会にご参加いただき誠にありがとうございます。また、本日未明に大きな地震がございましたが、皆様のお住まいの地域等は大丈夫だったでしょうか。
まず初めに、皆様が浦和高校に対してどのようなイメージをお持ちかについてお話ししたいと思います。難関大学への多数の合格者を出す学校、あるいは体育会系で学校行事が厳しそうな学校といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。「運動が苦手だから自分には無理かもしれない」「男子校で厳しそうだ」と不安を感じている方がいらっしゃいましたら、それは大きな誤解であることをはっきりとお伝えしておきます。どうぞ安心していただきたいと思います。
確かに本校には、50キロメートルを歩く古河強歩大会や、2キロメートルを泳ぐ臨海学校といった行事がございます。しかし、これらは決してスパルタ指導を目的としたものではありません。生徒自身の精神力や身体的強さを養い、仲間と協力し合って生徒同士の絆を深めるための行事であることをご理解いただきたいと思います。本校には運動や水泳が苦手な生徒もたくさんおりますが、泳げない生徒がいれば泳げる仲間が付きっきりで教え合い、マラソン大会では最後にゴールした生徒が最も大きな拍手で迎えられるという伝統と人間関係が根付いています。ここで出会う仲間は、まさに一生の宝物となります。
さて、本校のスクールビジョンは「世界のどこかを支える時代の求めるリーダーとなる人材を育成すること」です。難関大学や医学部への多数の合格者を出すことはもちろん大切ですが、本校はそれだけの進学校ではありません。変化の激しいこれからの社会で本当に必要とされるのは、自ら問いを立て、教養を深め、仲間と協働して困難を乗り越える人間力です。だからこそ本校では、行事、部活動、そして勉強のすべてを通して人間としての器を広げる全人教育を実践しております。
もちろん、進学校としての学習サポートにも絶対の自信を持っております。本校の自慢は授業力と進路指導力です。私たちの授業は一過性の受験テクニックを教え込むものではなく、問題の本質を理解し、生徒の知的好奇心を刺激する「授業第一主義」を貫いています。進路指導においては「第一志望は譲らない」を理念とし、早朝から夜遅くまで生徒たちが自主的に学び合っています。教員陣も担任だけでなく学年全体や部活動の担当がチーム一体となり、生徒が壁にぶつかったときもモチベーションの炎を絶やさないよう全力で寄り添います。
受験生である中学生の皆さんには、国語・社会・理科・数学・英語の5教科全てに全力で取り組んでいただきたいと思います。確かな教養の土台はこの5教科の上に築かれます。なお、入試においては数学と英語で応用力を問う「学校選択問題」を実施し、この2教科を150点満点とする傾斜配点を行います。これは、難問に対しても臆することなく果敢にチャレンジしてほしいという本校からのメッセージでもあります。
浦和高校は、皆さんが自分の可能性に上限を設けず、どこまでも成長できる場所です。互いを高め合える最高の仲間と情熱あふれる教員陣が皆さんを待っています。本日の説明会が、中学生の皆さんにとって自分の世界を広げたいと胸を躍らせるきっかけとなり、保護者の皆様にとっても安心してお子様を託せる機会となれば幸いです。来年の春、桜咲く浦和高校で笑顔の皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。」
◆学検重視はどうなった
以前の浦高説明会だと、入試選抜について、調査書では差がつかないので学力検査をがんばりなさいと、かなり明確に言っていた。今年の説明会では、その点、表現は(言い方としては)やや後退しているように感じられた。
公表したとおりの方法で選抜し、それ以上でもそれ以下でもないわけだが、せっかく説明会に足を運んでくれたのだから、一言、背中を押す言葉があっても良かった。
◆やっぱり校歌はグリー部
いつもなら校歌披露はグリー部(他校で言うところの音楽部・合唱部・コーラス部)の担当だが、今回は応援団だった。
おそらく合唱の大会日程と重なったのだろう。実際、入学後は、ほとんどの場面で「援団」の指揮の下、校歌を歌うことになるのだが、ここはやはり、男声合唱としては県最高峰に位置するグリー部の見事なハーモニーを受験生・保護者にも聞いてもらいたかった。
【浦高校歌一番】
校舎の礎(いしずえ)動きなき
我が武蔵野の鹿島台(かしまだい)
朝(あした)に望む富士の嶺(ね)の
雪千秋の色清く
夕べにうたふ荒川の
水万歳(みずばんぜい)の声高し
いや、実に古めかしい。
作詞者・大和田建樹は、「汽笛一声新橋を~」 の人だね。
◆浦高祭、目標は1万5千人
最後に、おまけで浦高祭実行委員長が登場し、浦高祭への来場を呼び掛けていた。
今年は来場者1万5千人をめざすとのこと。
そう言えば、浦和駅頭で何度もビラ配りやっていた。
これまで、普通に1万人は超えていたと思うが、1.5万まで伸ばそうということか。まあ、お天気次第だ。
【御礼】第2回教育活動説明会(浦高ホームページ)

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