11月放送のテレビ埼玉入試特番「公立入試の傾向と対策」の番組収録があった。
 朝9時過ぎにスタジオ入り。
 すぐにメイク。
 このへんがテレビの面倒なところ。
 爺さんの顔にドーラン塗ってどうする。
 待てよ、爺さんだからこそ必要なのかもしれない。

 いつもと違ってタジオ内のスタッフの数が少ない。
 ソーシャルディスタンスを保つためだが、この人数で出来るなら、今までのあの騒ぎはなんだったのだと思う。

 午前中に座談会の収録。
 昼食をはさんで午後は英国社3教科の解説授業とその前後のコメントの収録(前フリ、後フリ)、理数の解説授業と前後のコメントの収録と続く。
 私の出番は英国社までだが、それでも5時近くまでかかった。
 まだ収録は続いているが、7時までには終わりそうだ。

 令和3年度入試は、出題範囲の削減(縮小)というトピックスがあったので、各教科の授業、解説ともそこを触れざるを得なかったが、実のところ、それによって受験対策が何か変わるかというと、そんなことはない。
 私に課せられた役割は、「〇〇先生、どうですか?」、「他に何かありますか?」と質問を振ることと、時間調整だ。
 MCの荒木優里アナから、「15秒残しで戻してください」とか「20秒ください」と言われるので、モニターに出る残り秒数を見ながら、適当なしゃべりでつなぐこと。
 とても簡単なお仕事なので、やってみたいという人がいたら、いつでも譲るよ。

 令和3年度入試は、出題範囲の縮小に関心が向くが、受験生の皆さんは令和2年度入試に現れた小さな変化に注目したほうがいい。
 たとえば。
 数学(学力検査)では、大問1の配点が前年より14点も上がった。理科では、大問2から大問5までの配点が20点から19点に減り、その分大問1の配点が20点から24点に増えた。
 基礎的基本的知識や技能を試す問題が増えたということだ。
 範囲縮小より、ここが大事だと思うが、番組では言う間がなかったので、ここで言っておこう。

 これは番組でも触れたが、社会の公民分野で経済や国際関係の部分が範囲から除外された。
 では、経済の問題は出ないのか、あるいは定番の国連に関する問題は出ないのか。
 そんなことはない。
 私が出題者だったら、地理や歴史の問題の中でそれらを問う。たとえば国際連合という単語は、公民だけでなく歴史の教科書にも登場するのだ。

 とまあ、いろいろ言いたいことはあるが、なにせ今日は主役ではなく脇役、いや端役だったので、自説を述べるのは別の機会、別の場所ということにしよう。