8月17日(木)、埼玉県令和5年度の高等学校入学状況調査の結果(速報値)が発表された。
概要を確認するには、報道発表資料が便利だろう。
●全日制・定時制課程の入学者総数は55,145人で2年ぶりに減少した。
●入学者のうち、県内中学校等の卒業者は52,765人で全体の95.7%、県外中学校等の卒業者は2,284人で全体の4.1%を占めている。
●通信制課程の入学者総数は1,366 人で、前年度より231人増加した。
ざっとこんなところだ。
全日制への入学者は全体の97.9%、定時制の入学者は2.1%。
定時制への入学者は前年比で0.1ポイント(実人数で52人)増加しているが、今後のトレンドとはならないだろう。
それよりも、前述したように通信制の増加だ。
こちらのほうは、少しずつだが今後も増えそうだ。
塾の先生方のお話を聞くと、以前に比べ、ポジティブな選択が増えているという。
公立全日制への入学者は582人減少している。
一方、私立全日制への入学者は347人増加している。
結果、公立が0.8ポイント減の63.6%、私立が0.8ポイント増の34.1%となっている。
おそらく、この傾向は今後も続くだろう。
なお、詳細なデータが必要な方は、こちらに進んでもらうのがいいだろう。
こちらに進めば、エクセルデータがダウンロードでき、公私立各校の入学状況がつかめる。
令和5年度 高等学校入学状況調査
各学校が、どの地域からの入学者が多いかなども、大雑把につかめる。
ただし、市町村単位ではなく、教育事務所単位で、「さいたま市」「南部」「西部」「北部」「秩父」「東部」という形で分けられている。
この形で分類すると、たとえば、草加西(南部201人、東部34人)、草加東(南部174人、東部61人)となる。
一般的な感覚及び分類では、草加市は東部地区であるのに、この両校はなぜ地元からの入学者より南部地区からの入学者が多いのかと思われるかもしれない。
だが、草加市は南部教育事務所管轄なので、このデータでは南部に分類されているのである。
その他南部教育事務所管轄の市町村には、朝霞市、新座市、志木市、和光市などがある。
このことは「利用にあたって」の中で説明されているので詳しくはそちらをご覧いただきたい。
先般、中学校等卒業者の進路状況調査が発表されたが、それと今回の調査結果を合わせて読めば、最新の動向がつかめるだろう。
今日は時間の関係で無理だが、おいおい私なりの分析を発表して行くつもりだ。
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