首都圏は一体なのに東京だけ緊急事態宣言で済むのだろうか。わが埼玉県も追随せざるを得ないのではないか。
そんなことを考えながら一日を過ごした。
今日午後、埼玉県の対策会議が開かれたはずだが、今のところ情報は入っていない。
そんな中。
「ちょっと何言ってるか分かんない」と思ったのが、東京や大阪に見られるイベント等への規制だ。
テーマパークに無観客開催を要請。
はっ?
観る(見る)ものだったら分かるが、「行って」「する」ものでしょう。
どうやったら無観客で開催できるのよ。
事実上の休業要請でしょう。
結局USJは休業にした。東京ディズニーランドやディズニーシーも同じことになるだろう。
でも、このやり方ずるくないかい。
つまり、休業と言わないで休業に追い込むやり方。
勝手に休んだのだから休業補償はしません。
そういうことか。
かと思うと、こんなニュースも。
浅草演芸ホールが緊急事態宣言中も通常営業を宣言
「東京都からは演芸場に対して「無観客開催」の要請がありましたが、「社会生活の維持に必要なものを除く」という文言があり、大衆娯楽である「寄席」は、この「社会生活の維持に必要なもの」に該当するという判断から、4月25日以降も通常通り営業することといたしました」
浅草演芸ホールWEBサイトより。
いやいや、落語は「社会生活の維持に必要」なものじゃないでしょう。
寄席に行ったことある人、どれくらいいる?
世間一般ではなければないで済むものだ。
ちなみに私は結構落語好きで、浅草演芸ホールも上野鈴本も新宿末広亭も池袋演芸場も、何度も足を運んでいる。
でね。寄席ってものすごく狭いわけだ。
前後も左右もキツキツ。
基本、飲み食いOK。
で、大声で笑う。っていうかそれが目的で言っている。
さらに。
ほぼ全員年寄り。
テレビに出ている一部の落語家を除けば、寄席や独演会や小規模な落語会が生命線だからね。
席亭(寄席の主人)としても自らの経営のこともあるし、落語家を助けたいという気持ちもある。
それで強行突破しようというわけだろうが、世間の反発は強いと思うよ。
なんか、言ってること、やってることがチグハグで、世の中バラバラという感じだ。
本当は、こういう時こそ政治家がリーダーシップを発揮すべきなのだが、どうも選挙対策が先にあって国民不在という気がする。
まあ選んだのは自分たちだから半分はこっちの責任なのだが。
【追記】4月28日、東京都と落語協会・落語芸術協会・席亭が協議の上、都が休業要請を行い、それを受け入れる形で都内4寄席は5月1日から11日まで休業することになった。(4月28日追記)
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