昨日の平均点についての記事。推移をグラフ化してみた。
 平成24年度から令和3年度までの10年間推移である。

◆国語
 
 
 5教科の中では安定性一番。
 だった、のは昨年までで、今年は一気に11.5点上がり、ここ10年間で最高となった。
 もっと遡ってもこれ以上はないと思われるので史上最高かもしれない。
 大問1、大問3の長文読解、特に大問3の論説文が例年より取り組みやすかったという印象だが、この後の詳しいデータを見てみないと分からない。

◆数学
 
 
 学校選択問題は、初年度である29年度、翌30年度と2年連続45点を下回ったが、その後3年間は55点前後で安定している。ここ3年間に限れば安定性一番だ。
 学力検査問題は、昨年とんでもない上がり方をした。今年これをどう調整してくるかを注目していたが、まあまあの点数に落ち着いた。
 下がっても50点台後半、上がっても65点ぐらいまでがちょうどいいところだろう。

◆英語
 
 
 問題が学力検査と学校選択に分かれた29年度以降、一貫して学校選択の平均点が上回っている。
 学校選択の方は、29年度の71.9点を例外とすれば、その後は割と安定している。
 学力検査も安定性という点では同じだが、55点から60点あたりで安定するとちょうどいいだろう。

◆社会
 
 
 27年度までは数学と並んで点数が取りにくく、50点に達しない年もあったが、その後は55点から60点あたりで安定している。

◆理科
 
 
 2年連続で上がり、ようやく他教科並みの点数となった。
 出題単元による影響が出やすい教科と言えるだろう。

◆平均点は「ふつう」とは限らない
 昨日も書いたように、平均点から見えてくるのは現象の一部である。
 しかし、生徒は平均点に高い関心を示す。
 学校の定期考査などでも「平均点は?」と聞きたがる。

 たしかに、平均点は偏差値に関係してくる数字であるから、関心を示すのは間違ってはいない。
 ただし、「とりあえずクリアしておきたい点数」ではあるが、必ずしも「ふつう」とか「真ん中へん」を意味する数字ではないので、そのあたりは注意して指導しなければなるまい。