最強寒波がやって来るそうだ。
例によってマスコミの煽りだろう。
が、念のため、気象庁のHPを確認してみる。
「大雪に対する国土交通省緊急発表」
どんなことが書いてあるか。
「1月24日(火)から26日(木)頃にかけて日本の上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、日本海側を中心に大雪となり太平洋側でも大雪や積雪となるところがある見込みです。大雪や暴風雪、吹きだまり、低温による路面凍結、などによる交通障害に警戒してください」
「大雪の場合は不要不急の外出を控えてください」
「降雪状況等により、広範囲での通行止めや、結果として、高速道路と並行する国道等が同時に通行止めとなる場合があります」
「公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあります」
なるほど。
強い寒気が流れ込むのは本当のようだ。
ただし、太平洋側に限れば、「大雪や積雪になるところがある見込み」なので、心配は要らないだろう。
ついでだから、気象庁HPで「埼玉県の天気」を見ておこう。
23日17時現在の予報である。
南部、北部ともに、ほぼ晴れだ。
雨マーク、雪マークは無し。
秩父地方だけ、ちょっと雪マークが出ている程度。
これだけお日様マークが出ていれば、まあ雪の心配はないだろう。
ただ、寒いのは確かなようなので、防寒対策はしておこう。
◆24日、25日にも私立高校入試
埼玉県内私立高校入試は、概ねピークを超えているが、24~26日にも入試を予定している学校がある。
【24日】浦和学院 浦和実業 叡明 大宮開成 開智 春日部共栄 川越東 狭山ヶ丘 秀明英光 西武文理 西武台 東野 本庄第一 本庄東 山村学園
【25日】埼玉栄 栄東 武南 星野
【26日】聖望学園 星野
受験者の多い、メインとなる入試は終えていると思われるが、まだこれだけの学校が入試を予定している。
大雪による交通の混乱はないだろうが、受験生は寒さ対策だけはしておいた方がよい。
各校とも大雪は想定していないようで、ホームページを見ても今のところ、明日以降の入試について特に発表はない。
明日、明後日と限定しているわけではないが、聖望学園は次のような告知をしている。
「2023年度高校入試 緊急事態発生時の対応について」(1月18日 聖望学園)
雪等のため交通機関が乱れた場合、大きな地震が発生した場合などの対応が書かれている。
ここまで言っておけば受験生の不安もかなり取り除かれるだろう。
「武南高校併願Ⅱに関して 自転車利用含む」
こちらは25日に関するもので、「雪という予報があります」と述べた上で、早めの登校を促している。
「駅から本校まで、迷ってしまいそうな箇所には本校スタッフが立ち、『おはようございます』と声をかけてあげたいと思います」などと書かれている。
そう。この学校、電車の場合だと駅を出た直後が特に迷いやすく、その後も目印となる建物やお店や看板も少ない。
道案内自体は常にやっているはずだが、「おはようございます」と声をかけてあげたいというあたりが、今までの武南高校っぽくないなという印象(個人的感想です)。
◆台風、大雪で煽り立てるマスコミの悲しき性
しかし、観測史上最大とか、100年に一度とか、台風や雪の度にマスコミは煽り立てるね。
恥ずかしくないのか。
まあ、理屈を言えば、人々への注意喚起もマスコミの責任ということになろうが、そんな立派なものじゃない。
ネットのPV(ページビュー)やテレビの視聴率稼ぎが本音だ。
人々が心配になって番組やネットニュースを見てくれれば、PVや視聴率が高まり、それが広告収入につながる。
そういうビジネスモデルになっているのだ。
思いっきり刺激的な言葉で不安を煽っておいて、記事の最後に事前のエクスキューズとして「可能性があります」を付け加える。
この「可能性があります」は便利な言葉なので、つい使ってしまう。
だから、他人のことは言えない。
「可能性がない」は確率0パーセントなので使用範囲は限定されるが、「可能性がある」は1パーセントから先、どこまでも使える。
気をつけなければいけない。
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