寄席に行った話である。
教育・受験とは関係ないお遊び。
皆さん大喜利(おおぎり)はご存知であろう。
「笑点」でやっているアレ。
なのだが、そもそもの大喜利は寄席における余興全般を指す言葉だった。
余興には歌や踊りなど多彩なレパートリーがあったが、人気番組「笑点」により、大喜利とは司会者の出すお題に対して洒落のきいた回答をする言葉遊びであるというイメージが定着した。
毎年浅草演芸ホールの8月中席では余興として「住吉踊り」が行われる。
住吉踊りは、大阪・住吉大社の御田植神事の際に行われる踊りだったが、こちらは寄席芸としての住吉踊りである。
寄席芸としての住吉踊りを復活させたのは昭和の大名人・古今亭志ん朝である。志ん朝亡き後は、4代目三遊亭金馬、金原亭駒三らが座長を引き継ぎ、2019年からは古今亭志ん彌が座長を務めている。古今亭志ん彌師匠は浦和南高校(サッカー部)OBである。
落語は都内に4か所ある寄席(上野鈴本、新宿末広亭、池袋演芸場、浅草演芸ホール)で1年中やっているのだが、住吉踊りが行われるのは浅草演芸ホールの8月中席(11~20日)だけ。
ここ2年、日程が合わず行けなかったが、今回3年ぶりに見に行った。
寄席の木戸銭(入場料)はだいたい3000円くらいだ。今日の場合だと、昼の部は10時半開演、16時半終演。好きな時間に入って、好きな時間に出ればいいのが寄席のシステム。
浅草・雷門近くで昼食を済ませてから入場したが、寄席は基本的に飲み食いも自由。弁当食ったり、飲んだりしながら見ている人も結構いた。
そんなわけで、完全オフの一日。
夏の寄席の風物詩「住吉踊り」、11日から浅草で…落語家やマジシャンなど「かっぽれ」「深川」披露(讀賣新聞オンライン 8月9日)

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