2日間の修行を終え仕事に復帰。
 心配していた山下りであるが、何とか乗り切ることができた。
 トレーニングは裏切らないというが本当だ。

 再び、広陵高校問題である。
 広陵高校は、野球部の現在の体制を継続することが難しいと判断、中井哲之監督と、息子の中井惇一部長を21日付で交代させた。
 えっ、交代?
 解任の間違いではないか。
 せめて本人申し出による辞任だろう。
 しかも中井氏は野球部監督を降りるだけで理事、副校長という立場はそのままだという。

 学校側(経営陣)の対応は甘いなと思うが、それ以上に甘いのはマスコミだ。
 テレビも新聞も、このニュースを扱うことは扱うが、追及姿勢はそれほど厳しくない。
 たんたんと事実関係を伝えるだけ。

 結局、問題の本質はここなんだろうね。
 高校野球は、高野連は、別格。
 マスコミにとって甲子園はビッグビジネスであるから、大会に水を差すネガティブな話題は扱いたくないのだろうが、それにしても生温い。他の競技だったらこうは行かんだろう。関係者を徹底取材するだろうし、監督は間違いなく表舞台に引っ張り出されるだろう。
 しかし、そうならないのが高校野球だ。
 普段いじめ事案や暴力事案に厳しいマスコミはどこに行った。
 そんな有様なので学校側の対応もそれを見越した緩いものになる。

 この構造が変わらない限り犠牲者は後を絶たないだろう。
 残念なことだ。