埼玉県(統計課)から令和7年度学校基本調査の埼玉県分の概要が発表された。
 急いで見る必要はないが、こうしたデータの在りかは知っておいて損はない。

 学校の先生がたにとっては見慣れたデータであろう。
 学校基本調査は毎年5月1日を基準日として文部科学省が全国の学校を対象に行うものである。
 元になるデータは新年度のクソ忙しい中、各学校が作成する。

 塾の先生方に有用と思われるのは児童生徒の在籍数だろう。
 小中学校から高校まで、学校ごとの児童・生徒数を見ることができる。

 データはこのページから。
 令和7年度学校基本調査 速報
 
◆在学者数・全体集計
 小学校は17年連続減少。
 中学校は4年連続減少。
 高等学校(全日制・定時制)は11年連続減少。
 と、予想通りの減少。

 だが、増えている学校もある。
 高校(通信制)は4年連続増加。
 また、特別支援学校は351人増加し、調査開始以来最多の在学者数。

 以上は全体集計なのだが、これとは別に、埼玉県学校便覧というデータがあって、これはなかなか興味深い。
 一例を挙げておこう。
 たとえば、こんなことが分かる。
 
◆中学校・在籍者
 在籍者(1~3年までの合計)が多いのは次の中学校である。
01 さいたま市立宮原中学校 1058人
02 さいたま市立植竹中学校 1029人
03 新座第二中学校     1009人
04 戸田市立新曽中学校   996人
05 さいたま市立内谷中学校 935人
06 さいたま市立土合中学校 923人
07 朝霞第一中学校     909人
08 さいたま市立常盤中学校 879人
08 さいたま市立木崎中学校 879人
10 さいたま市立日進中学校 857人
10 和光市立大和中学校   857人
12 川口市立戸塚西中学校  856人
 以下、さいたま市の白幡中・三室中・本太中・与野東中、川口市の青木中、朝霞市の朝霞第二中、越谷市の富士中、吉川市の吉川中などが800人超え。

◆小学校・在籍者
 時間の関係もあり、詳細は調べていないが、 当然ながら中学校在籍者が多い地域の小学校は在籍者が多い。
 1年から6年まで学年ごと在籍者が分かるので、そこに注目すると面白いかもしれない。
 少子化時代であるから、どこの小学校も6年、5年と学年が下がるほど在籍者は減って行く。良くて現状維持。
 だが、越谷レイクタウンの川柳小学校(叡明高校の傍)などは6年生133人に対し1年生249人ととんでもないことになっている。

 当然、高校のデータもあるので、おいおい分析結果を載せて行こうと思っている。