本日は、令和8年度倍率が過去7年(平成31年度~令和7年度)の最高倍率を上回った学校と、逆に最低倍率を下回った学校を調べてみた。

 平成時代までさかのぼれば、もっと高倍率(低倍率)の年もあるわけだが、入試をめぐる環境は年々変化しているので、あまり昔の話を持ち出しても仕方ない。

 なお、ここでは示す倍率は、志願先変更後の確定倍率である。
 今後取り消しなどもあり、受検当日倍率は多少変化するだろう。
 また、予定を超える合格者を出した場合、事後的な倍率は変化するだろう。

◆ベスト倍率を更新した学校(普通科)
 数字は左側が過去7年間の最高倍率、右側が今年度(令和8年度)倍率。
 更新幅が大きい順である。
 昨年は杉戸、鳩ヶ谷、大宮北、浦和南、朝霞、大宮東、浦和東、不動岡の8校が自校ベストを更新した。

大宮   1.51→1.59 +0.08
川口市立・スポーツ科学
     1.64→1.66 +0.02

大宮は過去7年間平均が1.45倍。令和3年度と令和7年度の1.51倍を上回り、自校ベストを更新した。
川口市立・スポーツ科学は過去年間平均が1.47。令和6年度の1.64倍を上回り、自校ベストを更新した。
なお、不動岡は昨年度に引き続き1.35倍で自校ベストタイである。
 自校ベスト更新校は、一昨年(令和6年度)が12校、昨年(令和7年度)が8校、今年が2校と減り続けている。

◆過去最低を更新した学校(普通科)
 次に自校ワーストを更新してしまった学校だ。
 数字(倍率)は左側が過去7年間の最低倍率、右側が今回(令和8年度)の倍率。

▼児玉    0.65倍→0.34倍 -0.31
▼日高・情報コース
       0.58倍→0.38倍 -0.20    
▼鴻巣女子  0.68倍→0.51倍 -0.17
▼久喜    1.04倍→0.88倍 -0.16
▼鴻巣    1.02倍→0.87倍 -0.15
▼蕨     1.33倍→1.18倍 -0.15
▼鶴ヶ島清風 0.80倍→0.66倍 -0.14
▼飯能    1.01倍→0.87倍 -0.14
▼与野    1.16倍→1.03倍 -0.13
▼鳩ヶ谷   1.16倍→1.04倍 -0.12
▼新座    0.93倍→0.82倍 -0.11
▼川越南   1.30倍→1.20倍 -0.10
▼浦和    1.30倍→1.21倍 -0.09
▼浦和一女  1.31倍→1.22倍 -0.09
▼松山    0.90倍→0.81倍 -0.09
▼越ケ谷   1.34倍→1.27倍 -0.07
▼妻沼    0.72倍→0.67倍 -0.05
▼上尾鷹の台 0.96倍→0.92倍 -0.04
▼春日部東  1.06倍→1.02倍 -0.04
▼狭山清陵  0.92倍→0.88倍 -0.04
▼浦和東   1.03倍→1.00倍 -0.03
▼坂戸西   0.98倍→0.95倍 -0.03
▼南稜    1.19倍→1.16倍 -0.03
▼朝霞    0.98倍→0.96倍 -0.02
▼伊奈学園  1.12倍→1.10倍 -0.02
▼大宮光陵  1.05倍→1.03倍 -0.02
▼川口    1.14倍→1.12倍 -0.02
▼宮代    0.95倍→0.93倍 -0.02
▼川口北   1.05倍→1.04倍 -0.01
 
 昨年は13校が自校ワーストを記録したが、今年は実に29校が更新。
 「今年は例年になく低倍率だ」と感じられている学校さんが多いと思うが、こんなにも多くの学校が自校ワーストを更新しているのが今年の公立(普通科)入試なのである。
 浦和、浦和一女、川口北、川越南、越ヶ谷、蕨と、学校選択問題校が6校も含まれている。伊奈学園、川口、南稜、与野などこれまで安定した倍率を出してきた学校も含まれている。浦和一女、蕨は2年連続で自校ワースト更新である。
 なお、浦和北(1.05倍)、川越(1.36倍)、草加南(1.02倍)、日高(0.87倍)、松山女子(0.97倍)は、自校ワーストタイを記録している。

 時間の関係で普通科だけの調べになってしまったが、定員割れ校が急増していることと合わせて、今年がいかに公立にとって厳しい入試であるかを如実に物語る数字(倍率)である。