ハーフマラソン走ってきた。昨年も参加した熊谷でのローカル大会だ。ローカルといっても、川内優輝・侑子夫妻もゲストで来てたから、それなりに盛り上がりのある大会だ。
 会場は熊谷スポーツ文化公園。高校駅伝埼玉県予選もここで行われた。

◆周回コースは好きじゃない
 マラソン(42.195㎞)やハーフマラソン(21.0975㎞)のコース設定には大きく3つある。
 1 片道コース
 2 往復コース
 3 周回コース
 片道コースはスタートとゴールが別の場所。都庁をスタートして東京駅にゴールする「東京マラソン」がこのタイプ。荷物はどうするんだということだが、ちゃんと日本通運が運んでくれる。
 往復コースはどこかで折り返し、スタート地点に戻ってくる。市民マラソンにはこのタイプが多い。
 往復と言っても、往路と復路がほぼ同じ道であるタイプと、往路と復路が別の道であるタイプがある。別の道を使うタイプは「片道コース」に近い。
 周回コースは同じコースを何周か回る。東京五輪の札幌コースも周回になるはずだ。

 私は周回コースが好きじゃない。
 今日のレースなどは、同じところを4周だ。
 記録を狙う速いランナーはそんなことはないんだろうが、私のような鈍足ランナーは景色が同じで飽きる。
 
 片道や往復だと速いランナーは最初から前を走っているので、彼らに抜かれることはない。
 だが、周回だと何度も抜かれる。
 天と地ほどの実力差があるから当然なのだが、ピョンピョン跳ねるように走り去る姿を見ていると、一瞬自分は止まっているのではないかと錯覚してしまう。

◆コロナのせいで1年ぶりの実戦
 昨年は11月中旬から12月初旬にかけてハーフマラソン3連戦というのを試みた。3週間、日曜日ごとにレースだ。
 3週目のレースがタイム的には一番良かった。
 そして4戦目がこの熊谷のレースだった。

 その後、3月から4月にかけて3レースにエントリーしていたが、コロナの影響ですべて中止。参加賞のTシャツだけが届いた。
 秋には何とかなるかと思ったが、感染は拡大する一方で、昨年出場した大会は全て中止。
 そんな中、過去出場経験のある大会で唯一実施されたのが今日の大会で、私にとってちょうど1年ぶりの実戦となったわけである。

◆筋肉痛、ガンガン来てるぞ
 以前にも書いたが、年をとると筋肉痛は遅れてやってくるというのは嘘だ。
 あと半年で70歳になる私だが、ガンガン来てるぞ。

 筋肉痛は走っている時、特に後半やってくる。
 つまりは、乳酸が蓄積しているわけだ。
 そして、レース後しばらく続く。
  
 筋肉痛はレース直後をピークとして、徐々に引いて行く。
 だから明日は解消しているか、かなり楽になっているはずだ。
 これは長年の経験から確実に言える。

 明日になって、「昨日レースに出たんだけど」と話すと、「あと3日もすると筋肉痛が出てきますよ」とお決まりのセリフが返ってくるが、3日後にはレースが今週だったことも忘れてるよ(それはそれで別の部位が心配だが)。

 要するに運動の強度なんだ。
 筋肉に負荷を与え、筋繊維を損傷させるような運動をすれば、誰だってすぐに筋肉痛がやってくる。
 
 筋肉痛が遅れてやってくるのは筋肉への刺激が中途半端だからだ。
 速攻筋肉痛を味わいたかったら、自分を追い込め、身体を痛めつけろ!

 って、そこまでしなくていいが、3日遅れを経験するようになったら、その原因は「もう年だ」ではなく、「追い込めてない自分」なのである。