女子バレー全日本が世界ランク1位のセルビアに大逆転勝ちし、やりゃ出来るじゃないかと思っていたところに、今度はラグビー日本がこれまた世界ランク2位のアイルランドを破る大金星。そして今朝は世界陸上男子50㎞競歩で鈴木陽介選手が金メダル獲得。
 来年の東京五輪でもこうして連日日本チームや選手の活躍を見られるといいね。

 私らの世代はリアルタイムで前回東京五輪を見ているわけだが、まだ中学1年だったし、競技の見方もよく分かっていなかった。生きてるうちにもう一度オリンピックがやってきて良かった。

 私は一応市民ランナーの端くれであるわけだが、鈴木陽介選手の4時間4分20秒というタイムにぶっ飛んだ。歩いてそれかよ。
 このタイムで50㎞ということは、1㎞あたり4分52~53秒で歩かなければならない。私の1㎞当たりのラップタイムは40代で4分台、50代で5分台、そして60代の今は6分台と下降の一途をたどっている。そうか、走っても追いつかないのか。と、そこに驚き、感動しているわけである。
 不動産広告などで駅から徒歩何分と表示する場合、1㎞を約12分という計算になっている(正確には80mで1分)。まあ早歩きをしても1㎞は10分だろうね。鈴木選手はその半分以下、5分以内で1㎞を歩いてしまうのだ。

 素人解説だが、走るという動作はいわばジャンプの連続である。上げた片足が着地する前にもう一方の足が地面を離れる。つまり両足が空中にあるという瞬間が出現するわけだが、競歩は必ず一方の足が着地していなければならない。ランニングの合間に試してみるが、なかなか難しい動作である。

 ドーハは連日、日中は40度を超す暑さで、夜でも30度以上だという。すでに行われた女子マラソンでも半分近くの選手が途中棄権した。そんな酷暑の中、最終日の男子マラソンには川内優輝選手が出場する。たしか川内選手は暑さが苦手だから夏場に行われるオリンピックは目指さないと言い、権利がありながら先日のMGCを回避し世界陸上を選択した。
 どうやらドーハの暑さは東京以上のようだ。大丈夫か川内優輝選手。