おばちゃん亡くなっちゃったのか。悲しいな。16日未明、さいたま市浦和区領家の中華料理店「仙龍」が全焼。焼け跡から2人の遺体が発見された。警察は身元の確認を進めているというが、残念ながらどう考えたって「仙龍のおばちゃん」だよ。
 火災を伝える記事↓
 埼玉新聞ニュース

 88歳というから私とは20歳違いだが、高校生の頃は30代後半の女の人は立派なおばちゃんだったわけだ。
 最初からおばちゃん、それから後もずっとおばちゃん。
 よく昼飯を食いに行ったよ。部活の合宿のときは飯を作ってもらったりもした。運動会や文化祭の後は2階で打ち上げをやった。すでに時効だが卒業式の夜も仙龍で酒盛りをした。

 卒業して教員になってからのことだが、久しぶりに店を訪れ、「高校生のときはお世話になった」と礼を言うと、「バレー部だったかな」と返され度肝を抜かれた。 
 これまた卒業後のことだが、50kの古河マラソンを取材に行くと、開会式でおばちゃんが、「みんな、しっかり走れよ」と檄を飛ばしていた。
 学校行事にラーメン屋のおばちゃんが登場するって変だろ。でも、それを誰一人不思議と思わない。おばちゃんはそういう存在なのだ。

 同期の連中が、月1で仙龍に集まっているのは知っていたが、付き合いの悪い私は一度も参加したことがない。今となっては大いに悔やまれる。