埼玉県から学校再開ガイドラインが発表されるのは明日になりそうなので、今日の話題は中学校訪問記だ。埼玉新聞の取材に同行したわけだが、今日の記者は学校を応援する方の人。
 訪問先は幸手市立東中学校。と言っても、埼玉県外の人には読み方すら分からんだろう。幸手(さって)と読む。江戸時代は宿場町として栄えた。埼玉県の東のはずれで隣町は茨城県五霞町(ごかまち)。人口約5万人の小さな町で、市内に中学校は3校しかない。権現堂堤(ごんげんどうつつみ)は関東有数の桜の名所だから来春はぜひ行ってみよう。

 休校中の生徒を励ますオリジナル体操を動画アップしましたという話を取材に行ったのだが、詳しくは後日の新聞記事に譲ろう。

 この学校、全校生徒100人ほどの小規模校だ。さいたま市あたりだと800人、900人という学校がいくらもあるわけだが、ホントにホントに小さな学校。今年の新入生も24人だという。
 なんだ、全然「密」じゃないよ。むしろ「疎」。
 県や市は、こういう学校にも分散登校を求めて来るのだろうか。
 普通にしてて三密が避けられる。「密」の状態を作るのが難しいくらいなんだが。

 私の予想では、1教室何人とか、席は何メートル開けろとか細かい数字を出してくるような気がするが、学校裁量の余地を十分残しておいて欲しいね。
 広めの教室使って、一気にやっちゃうほうが理にかなっている。教室はいくらでもあるんだし。

 県教委や市教委も本音としては、具体的なことは各学校に任せると言いたいと思うよ。だって、本来は現場を知っている先生たちの集まりなんだから。
 でも、それをやると世間から「丸投げ」と言われちゃう。
 仕方ないから、事細かに指示を出す。ところが細かく出せば出すほど、実情に合わない学校が増えてくる。

 また、もう一つやっかいなのは、同一基準でやらないと不公平だという声が上がって来ることだ。
 しかしこれは、自分の経験の範囲や自分の目の前だけを見ての発言だ。
 都市部の基準と農村部の基準は一緒にはできない。私は今日、このことをしっかり確認した。

 地域の事情はそれぞれ異なっている。ある意味、元々不公平なのだ。無理に同一基準を押し付けると、かえって不公平は拡大する。
 生徒のことや親のことを一番知っている現場の先生方を信頼し任せたよう。