本日は栄東中学高校の塾対象説明会へ。開智高等部と日程が重なっていたが、栄東からの案内が一瞬早かったという理由で、こちらを優先。ただし、結果的には開智にも行くことになったが、それは後述する。

◆大学合格実績はできるだけオープンにしてほしい
 栄東は宇都宮線「東大宮駅」から徒歩10分ほど。浦和・東大宮間は湘南新宿ラインで15分なので個人的には車より電車が便利。
 今春東大17人。進学実績では埼玉私学のトップに立つ学校だ。
 が、ちょっと不満なのは、合格実績で現浪の別や高入一貫の別を明らかにしてくれないところだ。
 私は調査や分析が仕事みたいなものだから、それがないと大変不便なのだが、受験生保護者や塾関係の皆さんは、そのあたり、どうお考えなのか。別に問題ないよというなら構わないが、同レベルの学校がかなり詳細に出しているのと比べると、そのアバウトさが残念である。繰り返すが、「個人の感想です」というやつだ。

 参考までに、栄東HPでの公開情報には、卒業生数・現浪別・高入一貫別のデータがない。
 栄東高校大学合格実績のページへ
 開智高等部及び一貫部は、卒業生数・現浪別・高入一貫別のデータがある。
 開智高等部大学合格実績のページへ
 開智一貫部大学合格実績のページへ
 大宮開成にも、卒業生数・現浪別・高入一貫別のデータがある。
 大宮開成大学合格実績のページへ

 ついでに公立にも触れておくと、こっちはもっと詳しくて、合格件数だけでなく実際の進学者数データまで明らかにしている。
 県立浦和大学合格実績のページへ
 浦和一女の大学合格実績のページへ

 繰り返すが、詳細データを求めているのは私のような立場にあるごく一部の人間かもしれない。よって、以上はクレームではない。「できればお願いね」という話だ。
 なお、本ブログ7月30日付記事で県内私立の進学実績「公開度」をまとめている。
 埼玉県内私立、WEB上での進学実績「公開度」を調べてみる

◆栄東も開智も出題範囲縮小せず
 栄東、開智ともに、入試出題範囲については配慮せず、つまり範囲縮小しない方針を示した。
 私はそれでいいと思う。
 その理由については本ブログ6月16日付記事に既に書いた。
 「高校入試問題、私立は範囲縮小せず現状維持の方がいい理由」

 各校それぞれに考え方、戦略があるので、どれが正解かは分からない。
 だが、埼玉私学の頂点に立つ両校が「公立に準拠します」では寂しい、と言うより情けない。
 そう思っていたので、範囲縮小せずを聞いてホッとした。
 これが今日一番の収穫だった。

◆校長の言葉聞けず残念
 栄東では校長のお言葉を聞けず残念だった。
 学園全体の理事長も兼ねているので多忙なのだろう。もしかしたら暑さで体調を崩されたのか。

 でもね。事情はともかく、「校長、所要のため欠席」とか「校長から皆様によろしく」とか、何か一言あってもいいんじゃないかな。
 それでみんな納得するわけだし。
 いきなり、「では初めに副校長のご挨拶」と来たから、私は一瞬自分の耳を疑ったよ。
 
 校長先生のいつもの力強い言葉、聞きたかったな。 
 まあ、塾の先生ではない私の「個人の感想」だ。

 で、ちょっと落胆した私は、普段ならフルで聞くところ、前半の高校の部の説明だけ聞いて退席した。
 時間がまだ早かったので、説明は聞けないが資料だけでも貰おうと開智に向かった。
 塾説の日に行けば、校長や募集責任者には必ず会えるだろう。
 ということで、4月に着任した小島克也校長(3月まで浦高校長)にご挨拶して帰って来た。