埼玉私立高校入試の真っただ中に、説明会を入れるのはなぜか? 私から見ると非常に「?」な行動なので、いま一度このことを書いておく。
 前回記事はコチラ。
 「埼玉公立は、なぜ私立入試当日に説明会をぶつけてくるのか」

◆埼玉私立の入試は毎年1月22日から
 繰り返すが、私立入試の解禁日は例年1月22日である。
 曜日は関係なく、この日である。
 試験日というのは、放っておくと、どんどん早期化する。
 そこで、私立学校で作っている団体、私立中高協会で申し合わせをしているのである。

◆埼玉県内私立のすべてが22・23・24日に試験を設定
 そして、当然ながら試験は解禁日である1月22日、あるいは23・24日に集中する。
 私立の場合、コースごと、あるいは入試区分(単願・併願)ごとに入試日が異なるが、とにかく22日からの1週間は「私立入試ウィーク」と言ってよく、中でも最初の3日間は集中日なのである。

◆分かって、あえて23日なのか
 1月23日(土)は、多くの生徒にとって入試日である。
 すでに22日(金)に終えている生徒もいるが、翌24日(日)ないし25日(月)が入試日という生徒もいる。
 そういう場面だと分かっていて、あえて23日(土)としているなら、まあ仕方ない。
 私立は受けない生徒もいるわけだし、その層を狙うという考え方だってある。
 それにしても、どうにもまずい日程だとは思わないか。
 1週前倒しで16日(土)、後ろ倒しで30日(土)としたほうが、どう考えても生徒は集めやすい。

◆23日(土)に説明会等を予定している学校
 23日(土)に説明会・相談会等の入試関連イベントを予定しているのは次の学校である。

 ▼東部地区
 春日部女子 栗橋北彩 越谷北 羽生第一
 松伏 久喜工業 杉戸農業 羽生実業
 三郷工業技術 久喜北陽
 ※22日 蓮田松韻 鷲宮

 ▼西部地区
 越生 志木 所沢西 富士見
 松山 和光 所沢商業 新座総合技術
 ※24日 坂戸西
 
 ▼南部地区
 川口東 いずみ 岩槻商業
 ※24日 上尾鷹の台

 ▼北部地区
 秩父 熊谷農業 小鹿野
 ※21日 進修館 児玉白楊

 以上である。
 大勢集めたければ、私立入試真っ只中よりも、1週前か1週後にしたほうがいいぞと再度言っておこう。