日曜日なので軽い話題だ(ふだんでも決して重くはないが)。
 学生さんがやっているのが就活。私がやっているのが終活。

 間もなく古希(70歳)を迎える私は、あと何年生きられるか分からない。
 死後、残った者が遺品を整理するのが大変だろうから、モノをこれ以上増やさないようにしよう。
 できれば今あるものをどんどん減らそう。

 自分にとって思い出の詰まった大事なものでも、他人にはただのガラクタだ。
 だから、ゴミはこれ以上増やさず、他人の手を煩わせることなく自ら捨てる。
 まあ、死後、何とか記念館などが建つような立派な人物に当てはまらないが、私のような凡人にはこれが正しい態度である。

 私の場合、特に問題なのは本である。
 若いころに比べれば読書スピードはかなり低下している。
 それでも増える一方だ。
 ブックオフで叩き売るのも一つの手だろうが、それはまだやったことはない。
 ブックオフで買ったことはある。

 最近はまっているのはkindle(キンドル)だ。
 以前からスマホやタブレットにkindleアプリは入っているが、利用頻度はそれほど多くはない。
 最近はタブレットは持ち歩かずスマホのみなのだが、スマホの画面で読むのは結構疲れる。

 それで、専用端末であるkindle/paperwhite(ペーパーホワイト)を買ってみた。
 これね。
 
 詳しいことは忘れたが、タイムセールみたいなのでkindle読み放題が3か月分ついて1万3千円ぐらいだった。
 kindle unlimited(読み放題)は月額980円。
 今どき、1000円以上の本は当たり前だから、本1冊以下。
 これで何冊もの本が0円で読めるなら、まあ、元はとれるんじゃないか。

 実際使ってみてどうだったか。
 1 小さくて軽い
 画面は今使っているスマホ(iPhone7プラス)より一回りか一回り半くらい大きいという感じだが、片手で持っても疲れない重さ。
 そこは気に入った。

 2 Wi-Fi必須
 本をダウンロードする際はWi-Fi必須。
 Wi-Fi+4Gモデルもあるが、それだとかなり高くなる。
 普段からポケットWi-Fiを持ち歩いているから、そこは問題ない。
 それに、いったんダウンロードすれば10冊くらいは本体に保存できるから、ダウンロードはPCでやればいい。

 3 目が疲れない
 最近、PC作業ではブルーライトカットメガネを使ったりしているのだが、このkindleというやつはPCやスマホと違って目が疲れない(疲れにくい)。
 これは個人的には想定していなかったメリットだ。

 4 書籍専用(モノクロ)
 スマホのkindleアプリのつもりで、てっきりカラーで見られるのかと思ったが、モノクロだった。
 事前にちゃんと調べればわかることだが、それを怠った。
 写真集みたいなものを見るには適さない。
 漫画もカラーの方が良さそうだ。

 まあ、カラーで見たいものはタブレットやスマホで見ればいいか。
 漫画もあまり見ないし(鬼滅の刃最終巻はkindleで読んだが)

 5 防水機能
 お風呂でも読めます。
 って、そういう読み方しないから。
 プールサイドや海辺でも。
 だから、そういう使い方はしないって言ってんだろう。

 6 0円は0円なり
 読み放題に加入したからって、すべての本を0円で読めるわけじゃない。
 人気作家の最新本は無理。
 でも、これは常識で考えれば分かること。
 それでも、0円の威力は大したもので、普通だったらもったいないから止めとくかと思う本を気楽にダウンロード。
 今日、0円で購入したのがコレ。
 
 高校別の大学合格者数。
 仕事柄気になる内容だが、400円出したくないな。
 でも、0円なら当然のようにポチる。
 ふだんでも、ちょっと気になるけど金を出すのは躊躇するというケースが多いが、こういう悩みは解消する。

 総合的に見て、今のところ買って正解かな。
 ただ、たまにしか本を読まないという人だと元は取れんよ。

 kindle本を読んでいるうちに、自分でも出してみようかと思った。
 たぶん今年中に実行できるだろう。