日曜日はニュースが少ない。個人的にも頭を休める日と決めている。
 秋から冬にかけて、入試ハイシーズンとなれば、そうも言っていられないが、しばらくは軽い話題でつないで行くことにしよう。

◆千本ノック方式
 私は作家でもないし、言語の専門家でもない。もちろん文章の達人というわけでもない。
 ただし、普通のサラリーマンや主婦や学生に比べれば、このブログを除いても、それよりは多くの文章を書いている。

 人間、数をこなしていけば、素質がなくてもそれなりに格好がつくようにはなるもので、読者の皆さんも、コイツ何言ってるかわかんねえ、ということはあまりないと思う。
 数をこなせば、意見の相違は別として、人が読んで分かる文章くらいは書けるようになる。
 私はこれを「上達のための千本ノック方式」と名付けている。
  
 ああ、それ知ってる。
 戸田恵子がやったやつだ。
 いやいや、それは三谷幸喜作品「ラヂオの時間」に登場した「千本のっこ」でしょう。
 今の話は「のっこ」じゃなくて「ノック」。

 とにかく、ひたすら同じ作業を続ける。
 そうすれば素質に関係なく、ある一定のレベルまでは到達できる。
 これは何も文章に限ったことではなく、スポーツでも芸事でも料理でも、はたまた勉強でも、みな同じだろう。
 ゆえに、今日も書く、明日も明後日も書く。死ぬまで書く。

◆アメブロやフェイスブックにありがちな文体
 はい。ここまでは、いつもの私の文体で書いた。
 ところで、ずっと前から気になっていたのだが、アメブロやフェイスブックなどを見ていると、独特の文体で書かれているものが多い。
 特にアメーバブログに顕著だ。

 私の見たところ、次のような特徴がある。
 まず、一文が短い
 実は、この点については私も意識している。
 最近はスマホで見る人が多い。
 パソコン上では一行か二行で終わる文章でも、それをスマホで見ると五行にも六行にもなり、長ったらしい文章に見えてしまう。
 だから、スマホの一行で収まることを心がける。
 (まあ、ほとんど無理だが)

 次に、頻繁に段落分けをする
 ただ、この点も見やすさという点から考えると、細かく段落を分け、なおかつ段落ごと一行分の空白を設けたほうがいい。
 私もブログではこの方式を採用している。
 が、三行分も四行分も空けるのは、どういう意味があるのだろう。
 そこが分からない。

 さらに、体言止めの乱発
 何を隠そう、これも私が年中使っている手だ。
 私は新聞用の記事を書いている。
 あらかじめ字数・行数が決められた文章だ。
 その中に、できるだけ多くの情報を入れ込もうとすると、体言止めは必須の技となる。
 「~となる模様です」は「~となる模様」
 「実施の予定です」は「実施の予定」
 こうやって字数を節約し、その分より多くの情報を盛り込もうとする。

 が、これをブログでやる必要がどこにある。
 おそらくは、文のリズム感や、余韻という効果を狙ってのことだと思うが、全部同じに書いたのではかえって単調になるし、イメージも沸かず余韻も残りにくい。
 この点、勘違いしていると思われる文章にしばしば出くわす。

 しかし、悔しいことにと言うか、残念ながらというか、そういうブログに芸能人ではなくても何千、何万の読者がついていたりする。
 ということは、ズレているのは私の方かもしれない。
 そうだ、昭和生まれの昭和的文章は今どき流行らないのだ。
 もっと今風文章、今日的文体を学ばなければいけない。

◆思いっきり今風に書いてみるぞ
 では、どうぞ。

 久しぶりの休日、
 朝はちょっとだけランニング。

 寒くもなく、暑くもなく、
 ピッタシの陽気。

 1年中こうだといいなあ・・・
 

 ランチはパスタ。
 久しぶりにペペロンチーノに挑戦。
 お味は?
 ま、ご想像におまかせします(笑)

 午後はショッピング。
 って、言っても、

 見るだけ。

 もう水着が並んでる。
 そっか、初夏だもんね。

 そろそろ、
 ダイエットしなきゃ(;’∀’)

 今年こそ、ガンバル!!
 えっ、去年も言ってたような・・・

 うーん。いざやってみると、これはこれで難しいものだ。
 よし、得意の「千本ノック方式」で上達を目指そう。