令和4年度埼玉県公立入試の出願が15日正午締め切られた。
 概要についてはこちら。
 「令和4年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における入学志願者数について」
 学校別志願者数・倍率はこちら。
 「令和4年度埼玉県公立高等学校における入学志願者」

 各校志願者数及び倍率は出願1日目とほとんど変わりはない。
 と言いたいところだが、「異常値」とも言える数字が出ている学校があるので、その点をまず報告しておこう。

 松山女子 1日目発表 志願者296人 倍率0.93
      2日目発表 志願者337人 倍率1.06
      志願者41人増、倍率0.13ポイント上昇

 所沢   1日目発表 志願者464人 倍率1.30
      2日目発表 志願者489人 倍率1.37
      志願者25人増、倍率0.07ポイント上昇

 坂戸   1日目発表 志願者330人 倍率1.04
      2日目発表 志願者342人 倍率1.08
      志願者12人増、倍率0.04ポイント増

 1日目と2日目の差は、プラス1ないし2が大部分だ。
 今回の実際を見てみよう。
 とりあえず普通科のみの集計だ。

 ▼41人増 松山女子
 ▼25人増 所沢
 ▼12人増 坂戸
 ▼7人増 与野
 ▼5人増 豊岡
 ▼4人増 浦和、川越、川口北
 ▼3人増 大宮、草加、所沢西、蕨
 ▼2人増 浦和一女、熊谷、所沢北、和光国際、市立浦和、川口市立など13校
 ▼1人増 伊奈学園、川越緒女子、越ヶ谷、不動岡など38校(コース2含む)
 ▼増加なし 春日部、越谷北、市立川越など46校(コース5含む)

 今回、普通科志願者は第1目が3万987人、第2日目が3万1164人で、その差は177人の増加だ。
 普通科は全部で110校(コース7含む)あるが、そのうちの46校(41.8%)が増加なし、38校(34.5%)が1人増、13校(11.8%)が2人増(177人の増加)という中で、2ケタの志願者増は、いかにも多い。
 ちなみに昨年、1日目と2日目の差がもっとも大きかったのは、大宮の6人増、次は川越、深谷第一、大宮武蔵野の3人増で、その他は1~2人増または増加なしだった。

 なぜ、このようなことになったのか。
 第一に考えられるのは、私自身が第1日目の数字を読み違えた可能性だ。
 ただ、「彩の国さいたま公立高校ナビゲーション」のデータはすでに更新されてしまったので確かめようがない。
 誰か1日目のスクショでも撮っているいる人がいたら教えて欲しい。

 それ以外に考えられるのは、中学校側からの出願段階で何かが起こった可能性だ。
 また、高校側の集計やナビゲーションへの入力段階で何かが起こった可能性もある。
 受験生が今まで通り、普通に行動していれば、このような数字にはならない。

 これはたぶん私のミスだ。
 読み違い、思い違いだ。
 だとしたら、とんだお騒がせ記事で読者の皆さんには大変申し訳ないことをした。
 先に誤っておく。
 明日、別件で県の方に行くので確かめておこう。