しまったと思ったが後の祭りだった。
 電車で行けば何でもないところ、寒さと風に挫け、車を選択してしまったのが敗因だ。
 年末、月末、週末と末のトリプルパンチを食らえば、そりゃあ道路だって悲鳴をあげるわ。
 やっぱり移動は電車に限る。
 おかげで余計な時間を使ってしまった。
 というのが、今日の反省だ。

◆いつまでお仕事ですか
 この時期、よく問われるのは「年末はいつまでお仕事ですか?」
 GWなどでは「カレンダー通り」というビジネス界定番のお答えがあるわけだが、年末年始には適用できない。
 なので、「暮れは〇日まで、年明けは〇日から」が一般的なお答え。

 さあ、困った。
 ほぼ自由業の私は、その日その時の気分で行動しているので、まだ何も決めていない。
 おそらく大晦日までダラダラ仕事をし、4日あたりからボチボチ仕事を始める。

 と言っても、別に多忙なわけではない。
 むしろ暇。
 なぜかと言うと、間もなく入試本番に入って行くからだ。
 学校情報や入試情報を発信したり、生徒募集を支援したりが主たる業務である私は、この先出番はなくなる。
 あとは受験生、先生方頑張ってね、なのだ。

 いっそ冬眠でもしようか。
 が、ただ眠るのはいかにももったいない。

◆冬は仕込みの季節
 3月、4月までのお仕事閑散期にしておきたいのは、来季に向けての仕込みだ。
 私の場合、仕込みは二つある。
 一つは人に会っておくこと。
 それも教育界以外の人と会っておくこと。
 いつも言っているように人づきあいは苦手だし嫌いなのだが、それはプライベートの話であって、仕事は別だ。

 情報の元は人間だ。
 誰かがどこかで何かを考え何かを実行している。
 それを文字化し映像化したものが情報だ。
 だから、その大本である人間に会えば、最新かつ正確な情報が得られる。
 
 もう一つは月並みだが読書だ。
 ネットで様々な情報が簡単に手に入る時代だからこそ、本から得られる知識が今まで以上に価値を持つのだ。
 ネット情報では他人との差別化ができない。
 何か新しそうなことを言っても、「あっ、それネットで見たことある」で片づけられてしまう。
 または、その場でネット検索して、「あっ、これですね」で終了。

 しかし、読書する人は少数派だ。
 「それ読みました」とは滅多にならない。
 だから、ここでは差別化が可能だ。

 昔からそうだが、読む本は仕事がらみ半分、趣味・興味半分。
 これを同時並行で読むのが昔からの習慣だ。

 最近は無料のkindle本を読むことが増えた。
 無料と言っても実際は月額980円の読み放題に加入しているから、ただとは言えないが、数を読む人間なら十分に元は取れる。
 なので、紙の本半分、電子書籍半分という計画だ。

◆未来の話をするために
 私の周りは当然ながら年寄りばかりだ。
 昔話には大輪の花が咲く。
 放っておけば3時間でも4時間でも語り続ける。
 が、未来の話は誰も語ろうとはしない。
 なぜか?
 未来には何が待っているかを想像してもらえば答えはすぐに出るだろう。
 意識してか無意識にかは分からないが、そこは避けるのだ。

 プライベートはそれでも構わない。
 が、私の場合、いまだ現役続行中である。
 だから、先生方相手につまらん昔話をするわけにも行かないし、何度も同じ話を繰り返すわけにも行かない。
 古びた人間ではあるが、そんな中、多少なりとも鮮度を保つ努力が必要だ。

 さあ、仕込みの冬だ。
 では皆さん、春までおやすみなさい。