ハーフマラソン3週連続チャレンジの第2週目。
 本日は「小江戸川越ハーフマラソン」。

 スタートが8時40分と早い。
 この大会の売りは蔵造りの街並みを走れることだ。
 これを目当てに都内や他県からもランナーがやって来る。
 しかし観光都市川越としては、長時間にわたり道路を占有されると商売に響く。
 そこで、朝できるだけ早い時間にランナーを通してしまおうという魂胆である。
 などと何の根拠もなく断定してはいけない。
 個人の感想ということにしておこう。

 日の出前に浦和を出る。
 川越までは、大宮経由で埼京線という方法と、南浦和経由で武蔵野線及び東武東上線という方法がある。
 今日は南浦和経由を選択。
 朝霞台で東武東上線を待っていると、快速急行・小川町行きという、いかにも速そうな電車がやって来た。
 何と川越までノンストップ。所要時間11分。
 こんな速いのがあったんだ。知らなかった。

 スタート・ゴールは川越水上公園。
 スローランナーの私は危険を避けるため、できるだけ後方から出発する。
 号砲が鳴ってから、スタート位置を通過するまで5分かかった。
 とりあえず2時間半以内で完走すればいいかなという、我ながら低い目標設定。
 30代 1キロ3分台
 40代 1キロ4分台
 50代 1キロ5分台
 60代 1キロ6分台
 70代 1キロ7分台
 と、確実に記録を落としているから、そんなものだろう。

◆大会に出続ける意味
 若い時はよく練習した。
 大会で自己記録を更新するために練習した。
 ハーフマラソンは1時間20分以内を目標にし、それはクリアできたが15分切りはできなかった。
 
 当時のウェアはランニングシャツ。
 Tシャツのランナーを見て、自分の相手じゃないと思っていた。
 が、それも今は昔。
 今じゃ、Tシャツの下に長袖、ランパンの下にタイツといういで立ち。
 ついでにスマホ持参。
 どう見ても、記録を目指すスタイルじゃない。

 だが、こんな有様でも、大会に出るという目標がないと、練習のモチベーションが保てない。
 つまり、大会に出続けるのは、無理にでも練習しなくてはならない状況を作り出すためだ。

 コロナの期間は、大会が中止になることが多かったので、それを理由に練習をサボりまくった。
 その結果、筋力も持久力も心肺機能も加速度的に低下した。
 自分にとって大会に出ないというのは、そういうことなのだ。

 もし皆さんの中に、自分も走ってみようかという人がいたら(たぶん、いないと思うが)、まず近所の大会にエントリーすることだ。
 それも半年先とか1年先とかでなく、2、3か月先だ。
 もっと練習を積んでからと考えがちだが、その質と量が正しいかどうかを知るには大会出るのが一番だ。
 練習は大事だが、そればかりだと、練習のための練習になってしまう。

 こうした考え方は何もランニングに限ったことではない。
 新しいことを始めたら、できるだけ早く本番を経験したほうが、結果として進歩が速い。

 後方ランナーのスピードは、歩きと大差ないことが分かる動画。