各競技のインターハイ埼玉県予選がほぼ終了したので、埼玉県代表校をまとめておこう。
 今年のインターハイ(全国高校総体)は、「中国総体」として広島県、島根県、鳥取県、岡山県、山口県で開催される。
 期間は7月23日から8月20日まで。
 開催地は年度ごと全国持ち回りだがサッカーは福島県で固定している。

◆インターハイは約30競技
 約30の競技が行われる。
 スキーやスケートは夏には行われない。雪がないためだ。
 ラグビーもウィンタースポーツの扱いになっているらしく夏のインターハイはない。なので、夏休みはみんな長野県で合宿する。
 野球は他の高校スポーツとは一線を画し、高野連という別組織で運営されているので、高体連が主催するインターハイには出ない。

◆代表未定は水泳 
 代表が未定なのは水泳(競泳)である。
 先週末(21~23日)、埼玉県予選が行われたが、水泳の場合、ここで入賞しても直ちにインターハイ出場とはならない。
 7月19日から始まる関東大会を経て出場選手・チームが決定する。
 陸上も同じシステムだ。
 他競技は基本、埼玉県予選の優勝校・優勝者がインターハイ出場権を得られる。

◆主な競技の埼玉県代表校
 団体競技(チームスポーツ)を中心に見て行く。
 テニスやバドミントンなど個人戦もある協議は団体戦の出場校を載せた。
 2位まで記載しているがインターハイ出場校は1位(優勝校)のみである。

●バスケットボール
男子
1位 正智深谷
2位 埼玉栄
女子
1位 昌平
2位 埼玉栄

●サッカー
男子
1位 昌平
2位 西武台

●ソフトテニス
男子
1位 川越東
2位 山村国際
女子
1位 星野
2位 埼玉平成

●卓球
男子
1位 埼玉栄
2位 星野
女子
1位 正智深谷
2位 秋草学園

●柔道
男子
1位 埼玉栄
2位 大宮工業
女子
1位 埼玉栄
2位 大宮東

●剣道
男子
1位 本庄第一
2位 山村学園
女子
1位 本庄第一
2位 星野

●体操
男子
1位 埼玉栄
2位 クラーク記念国際
女子
1位 クラーク記念国際
2位 ふじみ野

●バレーボール
男子
1位 埼玉栄
2位 春日部共栄
女子
1位 細田学園
2位 春日部共栄

●ソフトボール
男子
1位 熊谷工業
2位 秩父農工科学
女子
1位 花咲徳栄
2位 松山女子

●バドミントン
男子
1位 埼玉栄
2位 叡明
女子
1位 埼玉栄
2位 叡明

●ハンドボール
男子
1位 浦和学院
2位 浦和実業
女子
1位 浦和実業
2位 埼玉栄

●弓道
男子
1位 坂戸西
2位 大宮南
女子
1位 星野
2位 川越南

●テニス
男子
1位 浦和学院
2位 浦和麗明
女子
1位 秀明英光
2位 山村学園

◆学校ごとでは埼玉栄が6競技
 埼玉栄はバレーボール(男)、バドミントン(男女)、柔道(男女)、卓球(男)の6競技で県代表となった。
 今回は取り上げないがバドミントンでは男女のシングルス2名、ダブルス2組を独占、卓球(男)でもシングルス7名、ダブルス3組を独占している。
 (なお、空手の男女などでも県代表となっており、6競技というのは上記の主要競技ではという意味である)
 
 正智深谷はバスケットボール(男)と卓球(女)、昌平はサッカー(男)とバスケットボール(女)、浦和学院はハンドボール(男)とテニス(男)、本庄第一は剣道(男女)と、それぞれ2競技で県代表となった。
 
◆公立は弓道の坂戸西、男ソフトの熊谷工業
 団体競技や団体戦で公立勢が県代表の座を射止めるのはきわめて困難である。
 男子ソフトボールでは熊谷工業が優勝した。参加55チームの女子ソフトに対し、男子ソフトは合同1チーム含む9チームと少ない。

 弓道は公立が私立に勝てるかもしれない数少ない競技である。これまでも公立が優勝することがよくあった。
 今年も男子団体では1位坂戸西、2位大宮南、4位川越南、女子団体では2位川越南、3位鳩ヶ谷、4位草加西と公立優勢である。個人戦でも女子代表2人は草加西と浦和東、男子代表2人のうち1人は川越南とここでも公立が私立を上回っている。
 
◆その他のインターハイ競技
 ローイング(ボート)は男子で浦和、川口市立、南稜。女子で川口市立、浦和一女。男子は私立で部があるのは慶応志木、立教新座だけなので公立が代表になりやすい。女子は公立だけなので必ず公立が勝てる。

 アーチェリーは男子団体が大宮開成、女子団体が栄東。

 カヌーは部があるのが公立の数校だけなので浦和(男)と越谷東(男女)。

 レスリングの団体戦は花咲徳栄。個人戦は花咲徳栄が5人、埼玉栄が3人。

 フェンシングの団体戦は男女とも埼玉栄。女子個人フルーレ代表は和光国際の岩橘さん。昨夏インターハイでベスト4、世界大会出場経験もある岩橘さんは全国優勝を狙える位置にいる。

 少林寺拳法の男子では団体は川越東だが個人では和光国際、小川、深谷第一の選手が代表に。また、女子団体は和光国際で、個人では和光国際と小川が代表を出している。

 以上のほか、自転車、登山、ウェイトリフティング、空手、なぎなた、相撲などもあるが本日はここまで。