埼玉県教育委員会は、令和9年度公立入試から全校で採用する面接について、その内容等を説明したリーフレットを発表した。
(令和9年度入試は、現在の中学2年生が受検する入試)
◆新語登場、「MyVoice(マイボイス)」
リーフレットに新語が登場した。
その名も「My Voice」。
直訳すれば「私の声」。
県教委は次のように説明している。
「新しい「面接」では、初めに受検生の皆さんに、これまでの経験を振り返り、力を注いだことや将来取り組んでみたいことなどを自らの言葉で表現し、伝えてもらう時間を設定します。そして、これを「MyVoice(マイボイス)」と呼ぶことにしました」
要するに、「自己アピール」とか「自己PR」ということだ。
ストレートに言えばいいのに・・・。
塾の先生方は、「マイボイス」は「自己PR]のことだよ、と翻訳してあげよう。
そうしないと生徒はまた何か新しいものが登場したと、余計混乱するからね。
たぶん、「自己PR]とか「自己アピール」というと受検生にプレッシャーを与えることになるから、その表現を避けたのだろう。
多くの学校は面接をさほど重視しないだろう。
重視しない面接でプレッシャーかけるのはどうなんだろうという配慮から「PR」や「アピール」という語を避けたのだとしたら妥当な判断だ。
◆生成AIに作ってもらおう
「マイボイス」は1分30秒から2分が目安だという。
1分で話せるのは、文字数にして300文字から400文字と言われている。
よって、「マイボイス」を文字数で表せば、短くて450文字、長くて800文字程度となる。
中学校時代がんばってきたこと。
がんばったことが分かるちょっとしたエピソード。
高校に入ってやりたいこと。
将来について思っていること(もし、あれば)。
これらを箇条書きで打ち込んで、500字から600字でまとめてもらう。
AIに頼めばあっという間にやってくれる。
あとは、言いやすいようにアレンジする。
県教委は、「自らの言葉で表現し」と言っているので、それくらいの調整は必要だ。
面接の補助的資料として「自己評価資料」を提出するわけだが、これも生成AIなら簡単に作ってくれる。
もちろん、ゼロから自分で考え、塾や中学校の先生に添削してもらうという古典的手法もあるが、時短を考えればAIを最大限に使ったほうがいい。
そして浮いた時間を学力検査対策に当てる。
その方が合格の確率は高まるだろう。

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