久しぶりに大宮開成のホームページを訪問したら、いつの間にかリニューアルされていて、とても明るく見やすいものになっていた。
 新しくなったからもう言っていいと思うが、旧ホームページは本当にダサかった。必要な資料が見つからないということはなく中身には不満はなかったが、とにかくデザインがどうしようもなく古かった。
 でも、進学実績はどんどん伸びているし、それに伴って募集の方も絶好調だから、こういうところは気にしないんだろうな、と、あきらめかけていたところに今度のリニューアルだ。

 良かった。
 ある意味、埼玉私立全体のために良かった。
 
 ここはまあ、いろんな見方、考え方があるだろうが、今や大宮開成は埼玉私立を代表する一校と言っていい。
 少なくとも、進学実績という点においては、栄東や開智などと並んで常に名前が出てくるような学校になったのだから、それに相応しい、見栄えのいいサイトにしてもらわんとな。
 
 わが埼玉は、ただでさえ「だ埼玉」とか言われてなめられてるんだから、代表的私立がレトロ感たっぷりのサイトというのでは、余計にバカにされる。
 そういう意味でメデタイ。

 WEBサイトは機能が重要だ。
 今や、差し当たり必要なことは全てWEB上で解決できなければいけない時代だ。
 しかし、さまざまな機能や情報を組み込んでも、それがどこにあるか分からず、探し回らなければならないようなデザインでは、見る側のストレスがたまるばかりだ。これは学校にとって決して好ましい状況ではない。
 だから、「よく見てもらえば、ありますよ」などというのはダメで、初回訪問者でも、すんなり目的の情報に辿り着けるようにしておかなければならない。

 ときどき、見てくれのデザインにこだわり過ぎと思われるサイトに出会う。制作デザイナーの自己満足だけのサイトだ。
 必要なのは機能性を兼ね備えたデザインだ。

 新しいサイトでは、動画もそこそこ頑張っている。
 若者たちは、ほんのちょっと前までは写真(静止画)をやり取りしていたが、それが今は動画だ。見るだけじゃなく、自分でも撮る。
 スマホの新機種が出たといっても、結局変わったのはカメラ機能だけというのが現状だ。
 今、学校側はそういう世代を相手にしていることを強く意識したほうがいい。
 今後、動画はサイト上における必須アイテムとなる。

 そうそう、肝心なことを言うのを忘れていた。
 なぜ大宮開成のサイトを見に行ったかというと、教育課程表を見ようと思ったのだ。
 が、残念ながら見つからない。
 見つからないのはここだけではない。公立はまあまあだが、私立は掲載していない学校が多い。

 載せてもあまり見る人がいないという判断なのだと思う。
 まず受験生(小中学生)は見ない。
 しかし、これは学校としての重要情報であると思うので、片隅でもいいから掲載しておいて欲しいと、特に私立の皆さんにリクエストしておこう。

 以上。とっくにリニューアルに気づいている人も多いと思うが、迂闊にもたった今気づいたので報告しておいた。