明けましておめでとうございます。
 年賀状というものを出していないので、このブログが唯一の新年ご挨拶。

 Facebook、LINE、Instagram、Twitter等々。
 人のは読むし、必要あれば返信するが、自らは発信しない。

◆とうとう古稀までやってきた
 1951年生まれの私は、今年満で70歳となる。
 古稀というやつだ。
 中国・唐代の大詩人・杜甫(712~770)の詩の中に出てくる。 

 「人生七十古来稀
 (人生七十、古来稀(まれ)なり)
 
 どうせ人生なんてそんなに長くない。
 70まで生きる奴は稀(まれ)だ。
 だったら、今を存分に生きようぜ。
 と、言っていた杜甫は還暦(60歳)を待たずに死んだ。

 還暦や古稀はめでたい長寿を祝うものだが、今どき70歳じゃ長寿とは言えない。
 70歳で死んだら、下手したら「まだお若いのに」と言われる。
 いやいや、全然お若くなんかないんだけどね。
 でも、日本人の平均寿命を考えれば、これでお仕舞と言うには、確かに少し早い。

 還暦を過ぎてからは、目標を5年後に置くことにした。
 60歳のとき、65歳までは何とか生きていようと思った。
 65歳になったら、この調子なら70歳までは行けそうだと思った。
 だから次の目標は75歳だ。もう少し延長して喜寿(77歳)という手もあるが、欲を出してはいけない。
 75歳で十分だ。
 その先のことは今は考えない。

◆還暦は赤、では古稀は何色?
 還暦になったとき、赤いものをたくさんもらった。
 赤い帽子、赤いマフラー、赤いTシャツ、赤いネクタイ。
 皆、還暦のエイジカラーは赤だと知っているわけだ。

 では古稀はどうなのだ。
 と思って調べてみると、紫だということが分かった。
 いや別に紫がらみの何かをくれと言っているわけではない。

 ちょっと面白そうだから、紫にちなんだ一年を過ごしてみよう
 そう思っただけだ。

 紫を積極的に食う。
 ナスとかブドウとか、紫キャベツとか、紫イモとか。

 紫を愛でる。
 紫色の花は意外と多いね。
 藤、あやめ、あじさい、ラベンダー、りんどう、紫苑。
 写真をいっぱい撮ろうと思う。

 服装も紫ずくめ。
 コートやジャケットは抵抗があるが、ワイシャツ・ネクタイあたりならいいだろう。

 紫外線。
 ultra-violet(UV)。
 これだけはちょっと遠慮しておこう。

 青い春、「青春」。
 赤い夏、「朱夏」。
 白い秋、「白秋」。
 と来て、
 黒い冬、「玄冬」
 に至っている私だが、今年だけは「紫」で行こう。