恒例、冬場の高校スポーツ大会埼玉県大会の記録。
 冬場の高校スポーツは、全国高校大会等につながる大会と、基本県大会までの新人大会に大別される。(※競技によっては新人大会が関東選抜大会や、春に行われる全国選抜大会等につながる)
 今回主に取り上げるのは、3年生も出場可能な全国高校大会等の埼玉県予選の結果である。

◆サッカー 西武台が11年ぶり4回目
 サッカーは西武台が決勝で浦和南を破り、11年ぶり4回目の全国選手権出場を決めた。
 準決勝 浦和南3-0立教新座
     西武台4-0武南
 決勝  西武台1-0浦和南
 ベスト8に残ったのは上記以外に、武蔵越生、浦和東、細田学園、越谷西。  
 ここ10年で4回優勝の昌平は3回戦で武蔵越生に敗れる波乱。また、同じく3回優勝の正智深谷も3回戦で越谷西に敗れた。
 
◆ラグビー 昌平が2年連続
 ラグビーは、昌平が決勝で正智深谷を破り、2年連続3回目の全国高校大会を決めた。
 準決勝 深谷12-0熊谷工業
     昌平36-12川越東
 決勝  昌平20-5
 ベスト8に残ったのは上記以外に、浦和、草加、大宮、熊谷。ベスト8のうち6校が公立。
 
◆バレー 男子は埼玉栄、女子は細田学園
 男子バレーは、埼玉栄が決勝で昌平を破り2年ぶり9回目の優勝で全国高校大会(春高バレー)出場。
 ▼男子
 準決勝 埼玉栄2-0春日部共栄
     昌平 2-0深谷
 決勝  埼玉栄3-1昌平
 ベスト8に残ったのは、上記以外では川口青陵、坂戸西、越谷南、正智深谷。
 
 女子バレーは、細田学園が決勝で春日部共栄を破り2年ぶり16回目の優勝で全国高校大会(春高バレー)出場。今期は関東大会予選、インターハイ県予選とも決勝は両校の対戦となったが細田学園の3連勝。
 ▼女子
 準決勝 細田学園2―0花咲徳栄
     春日部共栄2-0狭山ヶ丘
 決勝  細田学園3―1春日部共栄 
 ベスト8に残ったのは、上記以外では市立川越、昌平、正智深谷、本庄第一。花咲徳栄はシード校埼玉平成、正智深谷を撃破し、昨年同大会のベスト8を上回った。

◆バスケ 男子は正智深谷、女子は昌平
 男子バスケは正智深谷が決勝で埼玉栄を破り、10年連続11回目の優勝で全国高校選手権(ウィンターカップ)出場。
 ▼男子
 準決勝 正智深谷104-77東京農大三
     埼玉栄 94-89西武文理
 決勝  正智深谷95-62埼玉栄
 ベスト8に残ったのは上記以外では慶応志木、浦和北、大宮東、埼玉平成。

 女子バスケは、昌平が決勝で山村学園を破り3年ぶり2回目の優勝で全国高校選手権(ウィンターカップ)出場。
 ▼女子
 準決勝 山村学園92-84埼玉栄
     昌平  64-33正智深谷
 決勝  昌平  95-62山村学園
 ベスト8に残ったのは上記以外では浦和南、久喜、星野、松山女子。今シーズン、関東大会県予選優勝、インターハイ県予選準優勝の市立川越は星野に敗れベスト16止まり。

◆駅伝 男女とも埼玉栄
 男子駅伝は全7区間で区間賞(うち区間新2区間)を獲得した埼玉栄が5年連続40回目の優勝で全国高校駅伝(京都)に出場。
▼男子
 1位 埼玉栄
 2位 東京農大三
 3位 武蔵越生
 4位 花咲徳栄
 5位 坂戸西
 6位 浦和実業 
 上位6校は関東大会に出場。7位以下は春日部、早大本庄、浦和、慶応志木の順。

 女子駅伝は埼玉栄が3連覇を目指した昌平を破り3年ぶり25回目の優勝で全国高校駅伝に出場。
▼女子
 1位 埼玉栄
 2位 昌平
 3位 本庄第一
 4位 本庄東
 5位 坂戸西
 6位 東京農大三
 上位6校は関東大会出場。7位以下は川越南、川口市立、大宮東、川越女子の順。

 以上が、12月~翌1月にかけて全国大会が開催される競技の埼玉県予選結果だ。
 昨年は、4競技(サッカー、ラグビー、男子バレー、女子駅伝)で全国出場を果たした昌平だが、今年はラグビー、女子バスケの2競技にとどまった。