予告したとおり本日は県立小川高校で先生方向け講演を行った。
 学校自体は東武東上線「小川町駅」の目の前なのだが、浦和から行くとなると京浜東北線、武蔵野線、東武東上線を乗り継がなくてはならず、結構時間がかかる。
 学校敷地内から駅を眺めると、こんな感じだ。

 真正面にホームが見えているが、残念なことに学校のある側には改札口がない。
 北側に改札口ができれば、秒で学校にたどり着けるのだが。

 小川高校の今年の募集だが、第1回希望調査では1.0倍、第2回希望調査では1.05倍となっている。
 決して高い倍率ではないが定員割れが続いてきた同校にとっては明るい数字だ。
 第1回調査で1倍を超えたのは4年ぶり。
 このまま推移すれば昨年に続き定員を確保できそうだ(198人募集)。

 せっかく行くのだから授業も見せてもらおうと早めに出かけ5時間目の授業を参観した。
 1年生の授業を3教室ほど見て回った。
 どれも生徒の積極的な授業参加姿勢が見られた。
 今の先生方はこういう授業の進め方が本当に上手だ。
 昭和の教員だった私にこの技術はない。

 講演会は6時間目(LHR)が終わった放課後。
 会場は蔵書5万冊を誇る図書館。
 集まった先生方は30人ほどだろうか。

 参考までにお伝えしておくと、その学校の先生(非常勤は別)の数は、クラス数の2倍が標準だ。
 小川高校は1学年5クラス×3学年で15クラスなので先生の数は30人。
 これにいろいろな条件の下、加配措置(少し余分に先生を配置する)が行われ、35、6人が総勢と思われる。

 若い先生が多いように見えたが、それは私が年寄りだからかもしれない。
 講演内容はここでは詳しくは触れない。
 (一応、有料の講演会なので)

 講演終了後、その若手の先生が何人か残ってくれた。
 いくつか質問を受けたのだが、これは私にとっても貴重な取材の時間となった。
 
 仕事上で管理職の先生方(校長・教頭)との接点はそれなりにあるが、一般の先生方、特に若い先生方との交流の場面は少ない。
 先生方の関心がどこにあるか、何を課題と捉えているか。
 それを知る機会となった。

 地域や沿線の人口は減少しているが、この学校には100年の歴史がある。
 これだけの歴史がある学校に「売り」がないはずがない。
 実際、他校にはない取り組みがいくつも行われている。
 あとは、それをどう報せて行くかだ。