明日、埼玉県公立入試合格発表。
 公立入試日程は全国的に見ると首都圏(一都三県)がもっとも早く、まだこれから試験(学力検査)という地域も多い。
 埼玉県より受検期日の早かった東京、神奈川、千葉はすでに合格発表を終えている。

 明日の発表では、各受検者の合否は、本人がネットで確認する。
 去年までは各校の発表サイトは誰でも閲覧できたが、今年からは受検者のみ。
 ただ、各校が何人の合格者(入学許可候補者)を出したかは、県の方からまとめて発表される。

 入学許可候補者が募集人員に満たない欠員補充を実施する。
 名前が知られたところでは、松山・普通科、熊谷西・理数科、春日部女子・外国語科、春日部東・人文科などが定員を割っている。
 いずれも複数学科を擁する学校なので、第二志望合格との関係次第では欠員補充となるかもしれない。席を空けておくのはもったいない学校だ。

 不合格となった人の多くは併願でおさえておいた私立に手続きすることになるだろう。
 年配者にとって埼玉県内私立は「滑り止め」で、ある意味仕方なく行くところだったが、今はそんなことはない。
 第1希望で行く生徒もいれば、附属中学校から6年間も通おうという人もいるくらいだ。
 希望の公立に落ちてしまたったのは残念だが、後で振り返ってみれば、結果的にはこっちに来て正解ということもある。いや、そうしなければならない。
 学費の心配はあるが、今年から来年にかけて私立の授業料もほぼ無償化される見込みである。

 入試では合格が勝ち、不合格は負けである。
 勝因、敗因はいろいろある。
 力の差もあるが、もしかしたら運もある。
 いずれにしても勝ちは勝ち、負けは負けであるから、そのとおり受け止めるしかない。

 一番まずいのはいつまでも今回の結果を引きずってしまうことかな。
 反省は大概にしろ(ほどほどにしろ)。
 私が先生だったら、そのように言うだろう。

 罪を犯したのだったら反省は必要だろう。
 大いに反省してもらわなくては困る。
 しかし、受験生は何か法に触れることをしでかしたわけではない。
 ただ失敗しただけ。
 失敗に反省は要らない。
 次、頑張るだけ。
 あれこれ反省している暇があったら、一刻も早く、次の一歩を踏み出すことだ。

 ごくまれに中学生がこのブログを読んでいるようなので、落ちた人向けに書いておいた。
 受かった人には、いつもでもこの程度の成功に酔ってるんじゃないと言っておこう。