早いものであと2日で4月が終わる。
　今日の調査は、どのくらいの学校が学校説明会等の入試関連イベントの情報を更新しているか、である。

◆説明会日程の更新は早まる
　公立高校は72校が今年度の新情報に更新している。
　半数以上が更新している。
　昨年は4月末までに更新した学校が51校だったから、それよりかなり増えている。

　私立高校は21校が新情報に更新している。
　半数に達していない。
　昨年も4月末時点ではこんなものだった。

　公私まとめて言うと、公立の情報更新が早まった。
　いい傾向だ。
　と言うより当然だ。
　新年度1か月経って、「説明会はすべて終了しました」はないだろう。

◆1学期説明会は増える
　前年度（1月～3月）に新3年生向け説明会を実施した学校は昨年より多かった。
　5月、6月に何らかの入試イベントを開催する学校も増えている。

【新設6校】
　大宮科学技術（現・大宮工業）、和光国際、岩槻の3校は前年度のうちに新校説明会を実施した。また、5月・6月にも説明会等を予定し、日程も公開している。
　大宮科学技術は5月と6月にリアル説明会を予定しているが、そのほか本日（4月28日）、YouTubeでオンデマンド説明会を配信した。

　岩槻と和光国際は5月16日（金）に教育関係者向け説明会（いわゆる塾説）を実施する。
　（どちらか一方にしか行けず残念）
　越生翔桜は新年度早々に説明会日程は公開しているが、第1回説明会が8月2日と遅い。知名度に劣る新校は、他校に先がけて広報活動を行うべきなのだが大丈夫か。

　秩父と八潮フロンティア（現・八潮南）は説明会情報が更新されていない。

【東部地区】
　春日部女子が先週末（4月26日）、早くも第1回オープンスクールを実施した。
　大盛況！笑顔満載のオープンスクール（春日部女子HP）
　6月21日に第2回が行われる。

　5月11日には春日部・春日部女子・春日部東・不動岡による4校合同説明会がさいたま市（大宮）で行われる。

　春日部・春日部女子・春日部東・春日部工業は情報が更新されており、これら4校はすべて5月・6月に説明会等を実施する。
　越谷北・越ヶ谷・越谷南・越谷西・越谷東は説明会などは夏休み以降となるが、いずれも情報は更新されている。
（越谷北は5月・6月の土曜公開授業の際にミニ説明会を実施する）

　1月に情報更新した杉戸をはじめ、東部地区公立は全体として始動が早い。
　私立も、叡明・開智未来・春日部共栄・昌平・獨協埼玉・花咲徳栄の6校すべてが情報を更新しており、叡明以外の5校は5月・6月に何らかの入試イベントを開催する。
　東部地区は私立も始動が早い。

【西部地区】
　川越女子・所沢・川越南などは情報を更新している。
　川越女子は前年に続き3月に説明会を実施したが、今年は初めて6月（21日）にも説明会を実施する。
　川越工業・狭山工業・新座総合技術・川越総合など専門高校総合高校が5月・6月に説明会等を実施する。

　小川は5月10日に第0回と称して説明会を実施するほか、塾説明会も行うなど積極的だ。

【南部地区】
　浦和・浦和一女・大宮などトップ校は前年までと同様、5月・6月に説明会等を実施する（浦和はミニ説明会）。
　今年はそれに浦和西・浦和南（共に6月21日）も加わった。
　大宮東・大宮南なども5月・6月に説明会等を実施する。
　　　　　
　川口北の始動が早いのは前年までと同様だが、今年は川口（県立）も意欲的で、すでに3月中に情報更新し、6月には説明会（イブニング）を実施する。また、鳩ヶ谷も6月に実施する。

　岩槻商業・浦和商業・大宮商業の商業科3校はいずれも情報更新しており、このうち岩槻商業は5月・6月に説明会を実施する。

　私立では栄東・埼玉栄・栄北などが情報を更新しており、このうち埼玉栄と栄北は6月に説明会を実施する。

【北部地区】
　熊谷・熊谷女子は情報更新も早く、共に6月に説明会を実施する。
　（熊谷は1月、熊谷女子は2月にも新3年生向けを実施した）

　以上、説明会などの情報更新状況と、早期に説明会等を実施する学校を紹介した。