昨日(5月1日)、宮代(みやしろ)高校で先生方向けのセミナーを行った
 埼玉新聞「教育セミナー」の一環であるから、当日の模様は後日埼玉新聞に記事として掲載されるだろう。

 学校のホームページにはすでに記事掲載されている。

 【校長日誌】生徒募集に関する教職員研修を実施しました

 埼玉新聞社高校受験ナビに掲載された記事はこちら。
 教職員対象に学校戦略講演ー宮代高校(埼玉新聞社高校受験ナビ)

◆姫宮駅ってどこよ
 埼玉県民でも東部地区以外の方は、宮代町をご存知ないだろう。
 久喜市、春日部市、白岡市、杉戸町に囲まれた人口約3万3千人の小さな町だ。

 宮代高校の最寄り駅は東武スカイツリーライン「姫宮(ひめみや)」駅である。
 そこから徒歩で約8分。

 「春日部駅」から数えると、最初が駅前に春日部工業高校がある「北春日部駅」。
 次が宮代高校最寄りの「姫宮駅」、その次が「東武動物公園駅」で、さらにその次が「和戸駅」となるのだが、「姫宮駅」からの3駅はいずれも宮代町内にある。
 市域が縦長なのでそうなった。

 せっかく三つもあるのだから、一つくらい「宮代駅」にできないものかと思う。
 町役場が近いのは「東武動物公園駅」なのだが、これを「宮代駅」に改称するのは東武鉄道が断固許さないだろう。
 元々「杉戸駅」だったのを動物園のために変えたのだから。

 そうなると、やはり「姫宮駅」だ。
 これを「宮代駅」に変えてもらおう。
 「姫宮駅」は姫宮神社にちなんだ命名のようだが、宮代町という町名自体が姫宮神社の「宮」と身代神社の「代」からとったというから、「姫宮駅」を「宮代駅」に変えても神社の名は残るのだ。

 そうして「姫宮駅」が「宮代駅」に改名されると、宮代高校は「宮代駅」から徒歩8分の分かりやすい学校になるのである。

◆落ち着いた雰囲気
 宮代高校は1982年(昭和57年)創立である。
 この数字(年号)、どこかで聞き覚えがあると思ったら私のかつての勤務校・大宮南高校と同じではないか。
 ということはまだ50年どころか45年も経っていない。
 が、その割には、樹木に覆われた落ち着いた佇まいを見せている。
 私くらいの年齢になるとこういう風景に心癒されるのだが、中学生には何の感動もないか。

◆生徒募集、最後は帳尻合う
 ここ4年間、第1回進路希望調査時点では定員(198人募集)を割っている。
 が、第2回調査、実際の出願と徐々に上がって行き、最終的には僅かに定員を超える。
 直近の令和7年度入試でも、第1回調査では0.72倍だったが、受検当日には1.05倍に達した。

 欲を言えば、第1回調査時点の倍率をもう少し上げたいところだろう。
 1倍超で安定すれば、最終的に多少の上下があったとしても入って来る生徒の質が変わってくるだろう。

 校長先生からセミナーの依頼を受けたとき、職員は全員集まっても40人くらいと聞いた。
 1学年5クラス規模の学校であればそんなものだろう。
 セミナーにはちょうどいい人数だ。

 決して規模の大きくない学校だから、先生方も一人で何役もこなさなくてはならず大変だろう。
 たぶん、みんなで力を合わせないと何事も進まない学校だからなのだろう。
 非常にチームワークの良いまとまった学校(集団)だと感じた。

 連休明けの5月9日(金)に塾説明会を実施するそうだから、お時間のある塾長先生はぜひどうぞ。