昨日は開智(高等部)、今日は大宮開成の塾説明会参加。
夏休み前はこれで終了。
◆公立塾説には11校参加
昨シーズン同様、公立の塾説によく足を運んだ。
5月8日(水)の春日部東を皮切りに宮代、和光国際、熊谷、小川、越谷北、久喜、熊谷女子、杉戸、大宮、春日部女子。
他の日程と重なり参加できなかったのは春日部、川口北、岩槻。
これらに私立塾説と新聞用の学校取材が加わったので6月は毎日どこかの学校に行っていた。
◆今なぜ公立塾説なのか
私立塾説に意味を感じられずしばらく遠ざかっていた。
塾説はオワコンであるとまで言った。
しかし、その一方で公立に対しては塾説開催を勧めた。
勧めた以上、自らも参加すべきだと考えた。
公立だけ出て私立は出ないと言うわけにも行かないので私立塾説も再び参加するようになった。
というわけで連日の塾説参加となった。
受験生・保護者が実際に高校を訪れ、直接話を聞き、施設を見、その上で志望校選びをするのは今や当たり前。
しかし、塾の先生方は相談されても公立には実際に行ったことがないので自信を持ってアドバイスできない。
相談する親子の方がその学校についての情報を多く持っており、相談される側の塾長の方が情報を持たないという逆転現象が生じている。
これはまずい。
と思ったのが、公立に塾説を呼びかけた一つの理由だ。
塾長の中にも、実際に自分の目で学校を見てみたいと考えている人は多いだろうと思った。
もちろん、学校情報なんぞ本人たちが集めてくればいいのであって、塾の本分は受かるだけの実力をつけてやることだという考えもある。
別に塾の先生が学校通になる必要はないというのも一つの見識だ。
授業料はもらっているが相談料はもらってないわけだし。
◆塾説は人手が要らない
今日の大宮開成などは200人は参加していたから、準備や案内に人手を要したであろう。
しかし、公立は集まっても十数人だろう。
会場は一教室あれば済む。
先生方を大量動員する必要はなく、校長、教頭を中心にあと1~2名もいれば十分に回せる。
これも開催を積極的に勧めた理由の一つだ。
受験生・保護者向けと異なり、その気になれば管理職だけで何とか回せるのが塾説明会。
◆通常の説明会への参加
塾説明会のような特別な機会を設けられない学校は、受験生・保護者向け説明会に参加できるようにしてほしいとお願いしてきた。
いくつかの学校が、この方式を採用している。
会場キャパなどの関係で受験生・保護者の参加人数を制限している場合、塾の先生枠を設けるのは難しいと思うが、そうでなければ、できるだけ参加機会を作ってもらいたい。
参加した塾の先生方には、その結果を塾生に還元するのは当然だが、さまざまな手段を用いて情報発信、拡散をはかって欲しいと思っている。
夏休みが終わり9月に入ってから塾説を開催する学校もあるが、それまでしばらくはお休みだ。
2025-07-04 at 14:00
一昨年度から本格的に公立高校の学校説明会が始まり、私もいくつかの高校の塾対象説明会や、中学生と一緒に参加する学校説明会に足を運ばせていただきました。
私立高校はもちろんですが、公立高校にもこれほどまでに個性があるのだと気づかされた2年間でした。
正直なところ、以前は「公立高校はどこも似たり寄ったりだろう」と思い込んでいた自分が、今では少し恥ずかしくもあります。
少子化やAIの進化など、子どもたちを取り巻く環境は大きく変わってきています。そうした中で、塾として行う“進路指導”も、少しずつ変わっていく時期なのかもしれません。
少子化だからこそ、一人ひとりの存在がますます大切になる時代。
その子を知り、学校を知り、そして15歳の選択を少しでも後押しできるよう、私自身も学び続けたいと思います。