今日、東京でソメイヨシノの開花が発表された。昨年と同日で観測史上最も早い開花だそうだ。
昨日の荒天から一転し、今日は朝から青空が広がり、最高気温18.1℃の暖かさ。これで一気に開花となった。
毎年のようにニュースが流れるので皆さんご存知と思うが、東京のサクラの開花は靖国神社内にある特定の一本(標本木)の観測により発表される。
標本木は全国各地にあって、各地気象台の敷地内にあることが多い。
神奈川は横浜気象台、群馬は前橋気象台、栃木は宇都宮気象台といった具合だ。
職員が観測しやすいからだろう。
毎日、蕾を見るために遠くまで出かけて行くのは大変だ。
気象庁は目の前が皇居なのだから、そこで観測すりゃいいだろうと思うが、自由に出入りできる場所ではない。
日比谷公園という手もありそうだ。
が、やはり周辺環境が一番変わりにくい場所として神社が選ばれたのだろう。
別に政治的な意味はないよ。
埼玉県は熊谷に県内唯一の気象台がある。
通常、その地方の気象台は県庁所在地におかれるものだが、昔は熊谷も栄えていたし、浦和では東京に近すぎるというので選ばれたのだろう。
おかげで、ヒートアイランド現象の影響を受けた夏の暑さが日本全国に知られることになった。
熊谷市は何を勘違いしたか「あついぞ熊谷」のキャッチフレーズで街をアピールしようとした。
そんな街に住みたくなるやつ、いるわけないだろう。
ほら見ろ。むしろ人がどんどん減って、とうとう20万人を割ってしまったじゃないか。
で、さすがに「暑いぞ」はやめようとなって、今度は「暑さ対策日本一」と来た。
同じだろう。
いい加減、暑さから離れろよ。
と、話がやや横道にそれた。
標本木だ。
埼玉の標本木は、てっきり熊谷気象台かと思いきや、そうではなく荒川左岸の「熊谷桜堤」にある。
ここは県内でもサクラの名所として知られている。
私は何度か熊谷さくらマラソン大会を走っているが、気づかなかったな。
って、走ってる最中に気づくわけないだろう。
今度、歩きで見に行ってみよう。
本日は世間話。
ブログ・カテゴリーに「世間話」を作っておくか。
※追記(3月20日)
「熊谷地方気象台は19日、熊谷でサクラが開花したと発表した。熊谷桜堤で観測しており、過去30年の観測値を平均した平年値より10日早く、1953年の統計開始から3番目の早さという。昨年より1日遅かった」(埼玉新聞3月20日付記事より)
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