昨日は午後半日を都内で過ごした。新橋駅近くで最初の用件を終え、次の約束まで1時間ほどあったので、写真を撮りつつ都心をブラブラした。
 風邪もなく、少し汗ばむほどの陽気だったので、カフェでパソコン叩いているのはもったいない。

 スタートは内幸町交差点。日比谷通りを北に向かう。
 たぶん日比谷公園の紅葉がきれい。
 
 よし、予想通りだ。
 本格的カメラで写真撮影にいそしむ人に混じり、絵を描く人も。
 別にどこかに発表しようというわけではなく、ただ描くことに喜びを見出す。
 こういう趣味、うらやましい。

 年配者が多いが、中に男子高校生二人。
 「一幅の絵画を見るって、こういうやつ?」
 「バックのビルとのコントラストが絶妙」
 おいおい、お前ら難しい言葉知ってるじゃねえか。
 偏差値70以上確定。
 
 公園を出て桜田通りを皇居方面に向けて歩く。
 左手に警視庁、右手には法務省旧本館。
 クラシックな赤煉瓦棟。
 後で調べたらドイツ・ネオバロック様式というらしい。
 映画やドラマのロケに最適。
 

 桜田濠から桜田門を方面を眺める。
 ここは皇居ランで何度も走っているが夜景しか見たことがない。
 昼の眺めも素晴らしいではないか。
 

 まだ時間がある。
 国会議事堂まで足を延ばしてみよう。
 国会正面前に向かう銀杏並木の紅葉はいかに。
 
 ちょっと時期が早かったか。
 もう少し経つとこの歩道は黄色い絨毯を敷き詰めたようになる。

 柵の間から議事堂正面写真を撮る。
 同じようなことをしようとしている人が2、3人いた。
 守衛さんも、また来ておるわいといった表情。
 そう言えば、ここに来るまでにもカメラをぶら下げている人と何人もすれ違った。
 私は暇つぶしだが、それ目的の人もいるわけだ。 
 

 ここから三宅坂に下りれば最高裁判所がある。
 これも写真に収めておきたいところだが時間がない。
 内堀通りに引き返し、日比谷濠を左手に見て有楽町駅へ。
 
 ペニシュラ東京の裏の石畳の道は東京マラソンのラスト数百メートルの地点で、足を引きずりながら走ったんだよなと、なつかしい思い出に浸る。

 東京都心だと、こういうことが出来る。
 疲れたらカフェがいくらもあるし、歩くのが面倒になったら地下鉄に駆け込めばいい。
 だが、埼玉はそうは行かんぞ。
 景色はそれなりだが、休むところはないし、「ヤバい、電車逃したら30分待ちだ」なんてことになって駅までダッシュしなければならない。
 
 以上、特に話題がなかったので、というか考えるのが面倒だったので都心ぶらり旅の一席。