昨日、塾説参加のため宮代高校に行った。
 5月1日に職員研修会に行ったばかりだ。
 同じ学校に同月2回も行くなど滅多にないことだが、近いからいいか。

◆3ルート、どれでも同じ
 塾説の中身をすっ飛ばして、いきなり帰りの話である。
 姫宮駅前にポツンと一軒だけ食堂があった。
 駅前には他にスーパーマルヤがあるだけ。
 「キッチンきずな」という店だが、昼定食各種600円というのは格安だ。

 さてそこで。
 Yahoo!で帰りの電車を調べたのだが、出発「姫宮」、到着「浦和」と入力したら3つのルートが出てきた。
 1 春日部から東武アーバンパークラインで大宮へ
 2 新越谷(南越谷)から武蔵野線で南浦和へ
 3 久喜から湘南新宿ラインで浦和へ
 姫宮駅から上り(春日部方面)にするか下り(久喜方面)にするかで出発に2分の差があるが、浦和到着は3ルートともすべて同じ。
 へえー、どれでもいいんだ。

 どのルートを選んでも2回の乗り換えが必要だが、さあどうしよう。
 湘南新宿ラインはよく遅れるので「3」を回避。
 残りは2つだが、時間帯から考えて「春日部駅」から座れる確率が高い「1」を選択。

 東武スカイツリーライン(伊勢崎線)沿線の学校は、浦和や大宮あたりからでも通えるのだと再認識。
 もっともその逆もあるから、浦和や大宮への流出の危険性もある。

◆東武沿線、駅近高校ランキング
 話のついでに東武スカイツリーライン(伊勢崎線)沿線校の駅近度を比較してみる。

 埼玉県内には何本もの東武鉄道が走っている。
 1 東武東上線
 2 上記から坂戸で分かれる越生線
 3 東武スカイツリーライン(伊勢崎線)
 4 上記から東武動物公園で分かれる日光線
 5 大宮から春日部を経て柏や船橋と結ぶ東武アーバンパークライン(野田線)
 
 このうち「3」に当たる東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の駅を最寄り駅としている学校は次のとおりだ。
 (なお、厳密にはスカイツリーラインを愛称とするのは東武動物公園駅までであり、その先は従来通り伊勢崎線と呼ぶようだ)

 ◎は急行停車駅
 ▽谷塚 草加南(17分)
 ◎草加
 ▽獨協大学前
 ▽新田 草加(20分)
 ▽蒲生
 ◎新越谷
 ◎越谷
 ▽北越谷 越ケ谷(20分)
 ▽大袋
 ◎せんげん台 越谷北(18分)
 ▽武里
 ▽一ノ割
 ◎春日部 春日部女子(17分)・春日部東(20分) 
 ▽北春日部 春日部工業(3分)
 ▽姫宮 宮代(8分)
 ◎東武動物公園 杉戸(8分)・杉戸農業(30分)
 ▽和戸
 ◎久喜 久喜(12分)・久喜工業(14分)・久喜北陽(25分)
 ▽鷲宮 鷲宮(13分)
 ▽花崎 花咲徳栄(10分)
 ▽加須 不動岡(20分)
 ▽南羽生 誠和福祉(20分)
 ▽羽生 羽生第一(15分)・羽生実業(17分)

 駅からの時間で言えば春日部工業が圧倒的に近い。学校は駅前で道路を一本渡るだけ。
 次いで徒歩8分の杉戸宮代だが、杉戸の東武動物公園駅が急行停車駅かつ日光線との乗換駅であるのに対し、宮代の姫宮駅は準急までしか止まらない。総合力で杉戸の方が上か。
 久喜高校も徒歩12分と近い。久喜駅は急行停車駅かつJR宇都宮線・湘南新宿ラインとの乗換駅であり利便性も高い。

◆蓮田松韻・幸手桜も参加
 宮代の塾説には蓮田松韻高校と幸手桜高校も参加した。
 最初から合同という形ではなく、宮代の塾説に他の2校が相乗りした形だ。

 学校が静かだったのは、全学年が校外行事で出払っていたためだ。
 落ち着いた雰囲気の中、じっくり話を聞けたのは良かったが、授業の様子を見られなかったのが残念。
 公立高校は施設設備を見せてもたかが知れているので、授業を見せるしかない。
 急な設定で、この日しか取れなかったのだろうが、次の機会ではぜひ授業見学も組み入れてもらいたい。
 
 そうそう、もう一つ付け加えておこう。
 姫宮駅から学校までの途中、畑で作業している生徒たちを見つけた。
 宮代高校の生徒は今日はいないはずだし、はてどこの生徒だろうと思っていると、生徒の一人が「こんにちは」と元気に挨拶してくるではないか。
 うーん、先を越されてしまった。
 で、これを機に先生らしき方に「どちらの学校ですか」と尋ねると、すぐそことのお答え。
 そうだ。宮代高校内には春日部特別支援学校宮代分校があったのだ。
 
 そう言えば、つい数日前に行った鳩ヶ谷高校にも川口特別支援学校鳩ヶ谷分校があった。
 このようなタイプの学校を特別支援学校の「高校内分校」と言い、13校ほどある。
 高校内分校は自力通学が可能な知的障害のある生徒を対象とした高等部のみの学校だ。
 同じ敷地内にある学校だから当然ながらさまざまな交流があるわけで、それもまたこの学校の特徴の一つとなっている。