どこかのタイミングで紹介しようかと思っていた動画である。
 シリーズで何本か続くと聞いているが、とりあえず2本。

 今日時点で1本目が441回、2本目が135回の視聴回数を数えている。
 専門的に言うと「あんまり回っていない」となるが、視聴回数と動画の出来とは必ずしも一致しない。
 今回の記事には、ここで取り上げることにより、あと何回か(できればあと100回くらい)回してやろうじゃないかという魂胆がある。

 動機1
 最低でもこの1年間、小川高校の生徒募集を応援しようと思っている。
 応援と言っても遠くから旗を振る程度だ。
 私は民間の商売人であり、広報や生徒募集を専門にしている身なので、基本ただ(無料)では応援できない。
 だが、小川高校には今年初め講演会(職員研修会)で呼ばれているので、その分は(アフターサービス分)応援する。
 応援の方法はコストと相談しながら考える。

 動機2
 この動画は、塾教師ノグジュン氏が自身で企画し、取材し、編集公開したものである。
 が、「小川高校おもしろいぞ」と多少の示唆を与えたのは私かもしれないので広い意味で関係者。
 あと、小川高校に電話して「ノグジュンと名乗る塾講師から連絡があるかもしれないが、決して怪しい者ではないよ」という程度のことは言ったかもしれない。
 動画の中身については完全ノータッチ。

 入試を話題にせず、大学進学実績にも触れずに、学校の魅力を引き出すことに成功した稀有な動画。
 これが今のところ私の評価。
 実は私自身もこのような動画を作りたいと思っていた。
 今も思っている。

 では、なぜやらなかったか、やらないないのか。
 理由は儲からないから。
 それどころか赤字になるから。
 ノグジュン氏はおそらく無料サービスでやっていると思う。
 YouTubeも収益化を図っていないようだし。

 私だったら最低でも1本あたり5~10万は取る。
 それも他人の手を一切借りずワンオペでやった場合。
 事務所家賃を払って交通費・通信費その他もろもろの経費を稼ぎ出さないといけないから当然だ。

 この度の動画、お金がからまないから自由に作れるという強みもあるが、その一方、量産困難なビジネスモデルでもある(一人=個人でやっている)。
 今後の拡大、継続には困難が伴うと思うが、先に述べたようにきわめて真面目な作りであり、良質な学校紹介動画となっている。
 最初に取り上げた学校が全県的には無名と言っていい小川高校であるのも、これまでの業界の常識を打ち破るもので、そこも面白い。