所用あり埼玉栄高校へ。
 帰りは下校時間と重なる。
 大きめの公立高校(1学年9クラス360人)の2倍以上の規模であるから登下校も迫力がある。
 部活に向かう生徒が多いが帰宅部もいるようだ。

 学校ホームページにはこんなニュースがあった。

 令和7年度 関東大会に 33部が出場します

 33部とは恐れ入る。
 運動部は全部で54部(男女は別々にカウント)あると思うが、関東に行かない部の方が少ないということか。
 陸上(男女)、男バレ、バスケ(男女)、柔道(男女)など。
 一つの部が関東に出場するだけで大騒ぎになる学校がほとんどなのに、33部365人が出場というすごさ。

 全国高校総体(インターハイ)などは1県1代表なので、団体競技などは私立が埼玉代表を独占する。
 関東大会は競技によりまちまちだが、4校以上、場合によっては8校出られることもあり、公立にもチャンスがある。ただ、近年はベスト4以上あるいはベスト8以上を私立が独占する競技もあり、公立にとって関東大会も狭き門になりつつある。

 そんな中、私立の壁を打ち破り、関東へ駒を進めた公立も少なくない。
 男バレでは坂戸西、上尾が、女バレでは市立川越と伊奈学園が関東に出場する。
 女バスでは久喜、女子ハンドでは川口北、男子ハンドでは越谷南が出場する。
 団体球技ではこの程度か。

 バドミントンでは浦和北(男女)、大宮東(男女)、越谷東。

 卓球(男)では鷲宮。
 鷲宮の卓球部は昨年取材に行った。関東は狙えると言っていた。

 ソフトテニス(女)では松山女子。

 柔道(男)では大宮工業、ふじみ野、川口市立、上尾鷹の台。
 柔道(女)では大宮東、川越工業、川口市立、上尾鷹の台、市立川越。
 剣道(男)では松山、寄居城北。
 剣道(女)では川口市立、蕨。
 弓道(男)では坂戸西、川越南。
 弓道(女)では大宮東、鳩ヶ谷。

 ローイング(ボート)は出場校が少なく、私立がほとんどないこともあるが、男子で浦和、浦和商業、川口市立、南稜、女子で浦和一女、川口市立、越ヶ谷、南稜、大宮などが出場する。

 陸上競技は、リレーを別とすれば基本個人なので、公立勢も結構頑張っている。
 男子400mでは春日部から、400m障害では草加西から、3000m障害では伊奈学園から、三段跳びとやり投げでは川口市立から、棒高跳びでは羽生第一から、ハンマー投げでは松山から優勝者が出ている。また、女子は、100mと200mでは伊奈学園から、400mでは熊谷女子から、100m障害では草加南から、三段跳びでは松山女子から、走り高跳びは不動岡から、棒高跳びでは大宮東から、やり投げでは桶川から優勝者が出ている。関東出場権を与えられる6位以内入賞者も多い。

 関東大会は関東各県で主に6月初旬に行われるが、それと並行してインターハイ県予選もすでに始まっている。
 私は誰に頼まれたわけでもないが全競技の結果をフォローしているのでこの時期忙しい。