一昨日(5月29日)、令和9年度埼玉県公立入試に関して、各校の選抜実施内容が発表された。
皆さん、立場が異なるので、目の付けどころはそれぞれだろう。
私が、ある部分やある高校について、自分なりに気づいた点を述べたりすると、「そこじゃない」とツッコミを入れてくる人がいる。
いや、だから、それは立場立場で違うんだ、って。
塾の先生方が、どこに目を付けるか、どこに関心を持たれるか。
受験生を直接する指導する立場にない私には、そこはよく分からない。
受験生や保護者の皆さんはどこが一番気になるか。
それはもっと分からない。
ある人の注目ポイントはここ。
また別の人の注目ポイントはここ。
同じデータでも見方はそれぞれなんだ。
◆割合の経年変化にも注目
私の場合、各学校が、選抜材料の中で何を重視するかに注目している。
学力検査重視なのか。
調査書重視なのか。
それ以外なのか。
そして、その割合の経年変化。
手元に約20年分のデータがあるが、各校の変化を見ているとなかなか面白い(と、思うのは自分だけなのだが)。
令和9年度の場合、これまで調査書点を構成していた特別活動の記録やその他の記録の得点がなくなり、調査書点は学習の記録の評定のみで表されることになった。
単純化して言うと、これまでの調査書点は「9教科評定+部活+資格」だった。
しかし、調査書から「部活」と「資格」の記入欄がなくなったので、調査書点は「9教科評定」のみとなった。
「部活」と「資格」の点数がなくなった分だけ調査書点は少なくなる。
すなわち調査書の占める割合は小さくなる。
と、なりそうだが、思ったほど小さくはなっていない。
「9教科評定」の点数を膨らませている学校が多いのだ。
なぜ、そうなるのかと言うと、「部活」と「資格」の点数を全部「面接」に持って行くと、「面接」の割合が高くなり過ぎるからだ。
それで「9教科評定」の点数をこれまでより多くした。
と、言葉で説明しようとすると、私の表現力不足もあって非常に分かりにくいが、比較グラフを作ってみれば一目瞭然だ。
◆勝負の鍵は面接ではない
全員面接に注目が集まるが、これが合否を決める鍵になるかというと、そうなっていない学校の方が多い。
学力検査と調査書こそ合否の決め手である。
もちろん、だからと言って、面接を軽視するつもりはない。これはこれで重要であるし、受ける学校によっては面接が鍵という場合もあるから、準備を怠ってはいけない。
でも、優先順位をつけると、今のところはどうしたって「学力検査>調査書>面接」ということになる。
知識偏重の入試から脱するには、例えば「面接」の割合は「20%を下回ってはならない」とか、「学力検査」の割合は「50%を超えてはならない」といったルールにすることだろう。

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